スペインがPK戦を制して4強入り一番乗り! 快進撃スイスは力尽きる【EURO準々決勝】

2021年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

オウンゴールで先制点

先制点となるオウンゴールを誘発するシュートを放ったジョルディ(右)。喜びを爆発させた。(C)Getty Images

 現地時間7月2日にEURO2020の準々決勝が開催され、決勝トーナメント1回戦でそれぞれ激闘の末に世界王者フランスと難敵クロアチアを下して勝ち上がってきたスイスとスペインが、ロシアのサンクトペテルブルクで顔を合わせた。

 開始8分、いきなり試合を動かしたのはスペインだ。CKのこぼれ球をジョルディ・アルバがエリア外からシュート。これが、出場停止の主将ジャカに代わって初先発したザカリアが伸ばした足に当たってオウンゴールとなる。

 その後もスペインがボールを支配する展開。両チームともCKからシュートシーンはあったものの、決定機を作り出せず、前半はこのまま終了する。

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 なかなかチャンスを作り出せないスイスは56分、CKからザカリアがヘッドで合わせるが、シュートはゴール左に外れる。64分にも、エリア内でバルガスのパスを受けたツバーが狙うも、至近距離からのシュートは敵GKウナイ・シモンにセーブされる。

 迎えた68分、ついにスイスが同点に追いつく。ショートカウンターから、相手DFラインがもたついた隙を突き、フロイラーのパスをシャキリが右足で流し込んでネットを揺らした。

 その後も勢いに乗ったスイスは攻め込むも、78分にその流れを変えるプレーが起きる。ジェラール・モレーノへタックルに行ったMFフロイラーが一発レッドで退場。数的不利に陥ってしまう。

 これでスペインが主導権を取り戻したものの、堅い守備を崩せず。両チームにとって2試合連続となる延長戦に突入する。

 92分、スペインはジョルディのクロスにジェラールが合わせるも決め切れない。その後も猛攻を仕掛け、101分にもオジャルサバルがDFと競り合い、こぼれ球を再びジェラールが狙うも、この絶好機もGKゾマーのビッグセーブで防がれる。

 結局、延長戦でも決着はつかず、勝負はPK戦へ。両チーム2人ずつ外して迎えたスイスの4人目バルガスが失敗。5人目のオジャルサバルが決めたスペインが2大会ぶりの4強入りを一番乗りで決めた。7月6日に開催される準決勝で、イタリア対ベルギーの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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