スターリング&待望のケイン弾でイングランドが“宿敵”ドイツを撃破!2大会ぶりの8強入り【EURO決勝T1回戦】

2021年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

75分に均衡が破れる

貴重な先制ゴールを挙げたスターリング。(C)Getty Images

 現地時間6月29日、EURO2020の決勝トーナメント1回戦最大の注目カード、イングラン対ドイツが"聖地"ウェンブリーで開催された。

 序盤はドイツが主導権を握ったかに思われたが、10分過ぎから徐々にイングランドが盛り返し、16分にはスターリングが右足で際どいシュートを放つが、GKノイアーの好セーブに防がれる。

 その後もホームサポーターの声援を受けるイングランドが押し込むも、決定機を作り出したのはドイツだった。32分、ハベルツのスルーパスに反応して抜け出したヴェルナーが狙うも、GKピックフォードにブロックされる。

 ピンチを防いだスリーライオンズは前半アディショナルタイム、ミュラーの不用意なパスミスからスターリングがドリブルで持ち込み、こぼれ球を拾ったケインがノイアーをかわすが、あと一歩のところでギュンターにクリアされる。

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 後半開始早々に決定機を作り出したのはドイツ。48分、ハベルツがエリア内で左足を振り抜くも、ピックフォードの好守に阻まれる。

 その後も一進一退の展開が続き、ゲームは終盤へ。ついに均衡が破れたのは75分だった。イングランドが素早いパス回しから、最後はショーのグラウンダーのクロスにスターリングが合わせてネットを揺らす。

 81分にはそのスターリングのパスミスから、ミュラーがGKと1対1になるビッグチャンスを迎えるも、ゴール左に外してしまう。

 すると86分、イングランドは途中出場のグリーリッシュのクロスにケインがヘッドで合わせて追加点を奪取。今大会ここまで無得点だったエースの一撃で突き放す。

 これで勝負を決めたサッカーの母国が、これまでたびたび苦杯を舐めさせられてきた"宿敵"に2-0で勝利。2大会ぶりのベスト8進出を決めた。現地7月3日に行なわれる準々決勝で、スウェーデンとウクナイナの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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