スペイン2部エイバルが現地時間６月28日、乾貴士ら７選手の退団を発表した。日本人MFは2022年６月まで契約を結んでいたが、降格による契約条項で、１年早く打ち切りとなった。

　2013-14シーズンに２部を制し、クラブ史上初の昇格を果たしたエイバルは、毎年のように主力が流出するなか、何とかやりくりして１部の座を守り抜いていたが、20-21シーズンは最下位に終わり、ついに降格となった。

　クラブの公式ツイッターでは、各選手へ別れのメッセージを投稿。乾には「２度の在籍期間で、計５シーズンを過ごし、信じられないドリブルや数えきれないほどの逸話を残してくれた。これからもいつも笑顔で、幸運を祈るよタカ！」と伝え、日本語で「ありがとうございました」と結んでいる。
 

　乾はフランクフルトから15-16シーズンにエイバルに加入。18年夏にはベティスに完全移籍するも、アラベスへのレンタルを経て、翌シーズンに古巣に復帰していた。

　今月２日に33歳の誕生日を迎えた際には、「スペインでやり残したこともいっぱいある！！」とSNSで意気込みを示していたベテランアタッカーの新天地は、一体どこになるのか。その動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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