「かなりおかしい」英代表DF、元監督モウリーニョからの批判に反撃!「無視して笑い飛ばすのも簡単」

2021年06月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

セットプレーが「極端に悪い」と糾弾され…

かつて指導を受けたモウリーニョ(右)にショーが反論した。(C)Getty Images

 今の自分に確かな自信があるからこそ、カリスマ指導者への反論も厭わないということか。

 マンチェスター・ユナイテッド所属のイングランド代表ルーク・ショーが、かつて指導を受けたジョゼ・モウリーニョの批判に立ち向かった。英公共放送『BBC』が報じている。

 モウリーニョがユナイテッド時代にたびたびショーを批判してきたのは知られている。そして今回のEURO2020でも、英『talkSPORT』でコメンテーターを務めるモウリーニョは、ショーのセットプレーが「極端に悪い」と評価した。

 これに対し、ショーは「彼の頭の中に、僕のことがかなりあるのは明白だね。彼が僕についてすごく考えているのは明らかだ」と話している。

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 ショーは「僕らがうまくいかなかったのは隠しようがない」と認めたうえで、「彼は素晴らしい監督だったと思うけど、過去は過去だ。僕は前進しようとしている。でも、彼がそれをできていないのは明らかだ」と続けた。

「彼は僕のことを話し続けている。かなりおかしいと思うね。一部のチームメイトですら、『何が問題なんだ?』『どうして彼は話し続けるんだ?』と言っていたよ。彼はとにかく前進すべきだね」

 さらに、「正直、今の彼が言うことは、以前とまったく比較にならない」と話している。

「僕は大きく成長した。彼との3年で多くを学んだ。今、彼を無視して、笑い飛ばすことすら簡単だ。でも、ただ無視して自分の人生を進んでいくほうが良い」

 今は、モウリーニョ発言に気をとられる場合でもない。6月29日のEURO2020ラウンド・オブ16で、イングランドはドイツ代表と対戦する。1990年ワールドカップや1996年のEUROでPK戦の末に敗れた宿敵だ。

 25歳の左SBは「過去のことは過去。でも、選手として、チーム全体として、僕らは自分たちの物語をつくりたいと望んでいる」と意気込んだ。

「できればドイツを倒して、そのための完璧なスタートにしたい」

 その大事な試合で勝利に貢献し、ショーはかつての指揮官を黙らせることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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