「早すぎるってば…」「もっと見たかった」ACL参戦中のセレッソ大阪がDFダンクレーのサウジ移籍を発表

2021年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当に皆様に感謝しています」

6月30日のホーム仙台戦がC大阪でのラストゲームとなったダンクレー。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 現在アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦中のセレッソ大阪は6月26日、クラブの公式ホームページでDFダンクレーの移籍を発表した。

 移籍先は、サウジアラビアのアル・アハリ・ジッダ。移籍先からの発表では2年間の完全移籍で1年間オプション契約がつくという。

 ブラジル出身、現在29歳のダンクレーは2019年にポルトガルのヴィトーリア・セトゥバウから完全移籍でヴィッセル神戸に加入。スピードを生かしたカバーリングと、鋭い縦パスを武器にすぐさまセンターバックのレギュラーに定着すると、初年度からJ1で29試合に出場し、チーム初タイトルとなる、天皇杯優勝にも貢献した。しかし、昨シーズンは思うようなプレーができず、リーグ戦で20試合の出場に留まり、シーズン終了後に契約満了が発表。今年2月にC大阪に電撃加入したばかりだった。

 新天地では5月8日のJ1リーグ12節、ガンバ大阪戦でデビュー。その後6試合連続でフル出場し、CBのレギュラーを掴んだかに思えたが、わずか半年での退団となった。
 
 ダンクレーはクラブを通して以下のようにコメントを発表している。

「まずは社長ならびにスタッフ、選手の皆様、そしてサポーターの皆様とセレッソ大阪に携る全ての皆様に来日してから心温かく受け入れていただき、本当に感謝しています。夢の一つでもあったセレッソ大阪という素晴らしいチームに携わる事ができて本当に嬉しかったです。本当に皆様に感謝しています。

 サウジアラビアのアル アハリ ジッダに移籍をすることになり、もう皆様の前でプレーすることができないのが本当に悲しいです。チームのために全力を尽くしてタイトルを勝ち取ってセレッソ大阪の歴史に名前を残すという目標を果たすことができなくて残念です。残りのシーズンでJリーグやACLなどでタイトルを勝ち獲れるよう、応援しています。ありがとうございました」

 また、この一報を伝えたクラブの公式ツイッターにはファンから以下のような惜別のコメントが寄せられている。

「はやい、早すぎるってば…」
「もっとセレッソ大阪でプレーをみたかった」
「本当にセレッソの『助っ人』だった」
「え?マジで?チアゴと脅威の高さを誇るDFの組み合わせやったんちゃうん?」
「なぜこのタイミングで」
「ダンクレーをよろしくお願いします」
「またACLでお会いましょう」

 わずかな期間でもファンに根強い印象を残したダンクレー。アジアの舞台で再開を果たすことができるか?

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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