名古屋が柿谷のゴラッソ&マテウスの2発で韓国の浦項を下し2連勝! 自慢の堅守でACL無失点を継続

2021年06月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

2点目のPK獲得シーンでは相手DFが退場に

柿谷の挙げた貴重な先制弾が決勝点になった。写真:徳原隆元

 名古屋グランパスは6月25日、アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ第2戦で韓国の浦項スティーラーズと対戦し、3-0で快勝した。

 初戦はマレーシアのジョホール・ダルル・タクジム(JDT)相手に1-0で白星発進となった名古屋は、前節からスタメンを5人変更。右SBに宮原和也、中盤に長澤和輝を投入し、前線は柿谷曜一朗、齋藤学、前田直輝が並ぶ。初戦の途中から交代出場させた選手たちをスタートから起用した。

 一方の浦項は、初戦でタイのラーチャブリーと対戦し2-0で勝利。得失点差でグループ首位につける名古屋のライバルだ。

 前節から中2日で行なわれた試合は、27度、湿度82パーセントという蒸し暑い環境で始まった。

 初戦では硬さも見られた名古屋だったが、この日は軽快なパスワークからボールを保持する展開を増やす。

 12分、齋藤が左サイド深くのゴールライン際からドリブル突破し、角度のない位置からシュート。これはクロスバーを直撃しゴールならず。

 その後もボールを保持した名古屋は34分、相手に倒されながらも左サイドをドリブルで持ち上がった齋藤学からのパスをゴールエリア手前で柿谷が下がりながら受ける。寄せてきたDFからドリブルで距離をとると、反転して右足を一閃。強烈なシュートがゴール左のネットを揺らし名古屋が先制に成功した。
 
 1点リードで後半を迎えた名古屋は、立ち上がり浦項に押し込まれる。するとマッシモ・フィッカデンティ監督が3枚替えを敢行。相馬勇紀、マテウス、山﨑凌吾を投入し前線を入れ替える。

 再び流れを引き戻した名古屋は、ペナルティエリア内右から柿谷が中央の山﨑へラストパス。ワントラップし放ったシュートが相手DFの手に当たりPKを獲得。さらに、ハンドをしたDFシン・グアンフンが2枚目のイエローカードで退場となる。

 このPKをキッカーのマテウスが相手GKに触られるもののシュートを決め、65分に名古屋が追加点をゲットした。

 その後もややラフになった相手のプレーに冷静に対処し、82分にマテウスが追加点を決め3-0でゲームを締めくくった。

 この結果、連勝となった名古屋は勝点を6に積み上げグループGの首位に、浦項は同3で足踏みとなった。

 次節、名古屋は28日にタイのラーチャブリーと対戦する。

【動画】「これがジーニアス!」柿谷曜一朗、ACL浦項戦の先制弾をチェック!

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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