「ポジティブな結末に近づく」冨安健洋のアタランタ移籍はどうなる? 長引く交渉の経過を伊紙が報道

2021年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

冨安とアタランタは合意済と報じられている

今夏の去就が注目されている冨安。(C)Getty Images

 移籍は成立するまで何があるか分からない。ただ、アタランタがボローニャの冨安健洋を獲得しようと交渉を続けているのは確かなようだ。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』は6月20日、アタランタとボローニャの交渉は「進んだ段階」と報じた。「ポジティブな結末に近づいている」と伝えている。

 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督率いるアタランタが、守備の国イタリアで高く評価される冨安を狙っているのは、すでに報じられてきたとおりだ。

 Sky Sportによると、アタランタは1500万ユーロ(約18億8000万円)の移籍金に、300万ユーロ(約3億8000万円)のボーナスを加える条件を提示しているという。だが、ボローニャはこれを断ったとのことだ。
 
 記事によれば、アタランタはボーナス込みの総額2000万ユーロ(約25億円)でボローニャとの交渉をまとめたい考えという。ボローニャは以前から冨安を2000~2500万ユーロ(約31億3000万円)と評価していると言われる。

 冨安自身はアタランタと個人合意に達していると言われ、両クラブが合意に至れば、移籍成立に向かうとみられる。ただ、22歳の日本代表DFに多くのクラブが興味を示しているのは周知のとおり。当然、ボローニャは手放す場合はできるだけ高値で売却を、と考えているだろう。

 近年のイタリアで大きく躍進し、今季もセリエAを3位で終え、3年連続のチャンピオンズ・リーグ出場を決めたアタランタ。着実な成長を続ける冨安が、青と黒のユニフォームで欧州最高峰の舞台に挑戦することになるのか。交渉の進展から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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