「ニッポンではサッカー選手が“なりたい職業”の3位だが…」現地記者が明かした中国サッカーの実情と日本との違い

2021年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「中国ではトップ20にも入っていない

夢の対決となったA代表対U-24代表の一戦は大きな注目を集めた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 先日、エスパニョールに所属する中国代表のエース、ウー・レイの発言が話題となった。

 ヨーロッパで、強度の高いハイレベルな試合をしてアジアに戻ってくると、精神的な余裕が全く違うと明かし、「国外に出て、なぜ日本や韓国に勝つのが難しくなったのかが、すぐ分かった」と打ち明けたのだ。

 ウー・レイ以外に欧州の主要リーグでプレーする選手がいない中国に対し、日本はヨーロッパで揉まれている代表戦士が多いため、アジアのレベルでは圧倒的な違いを見せられるということだろう。

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 そんななか、同じように中国と日本のサッカーの違いについて言及したのが、中国人記者のジ・ユヤン氏だ。中国のスポーツメディア『新浪体育』が6月20日に紹介している。

 記者は中国版ツイッターで、「日本のサッカー選手のイメージは良く、国内の子供たちの"将来なりたい職業"のトップ3に入っている」とコメント。こう続けている。

「中国では、サッカー選手はトップ20にも入っていない。多くの人が、サッカーとは無縁だと思っている」

 第一生命が今年3月に発表した「大人になったらなりたいもの」調査で、小学生・男子は、「会社員」「ユーチューバー」に続いて「サッカー選手」が3位にランクインしている。このことを指しているのだろう。

 一方、ビッグネームを"爆買い"し、中国スーパーリーグは隆盛を誇ったが、サッカー人気がそれほど高いとは言えないのが実情のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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