【月間表彰】ベストアシスト受賞のJ・サントスが称えた日本代表MFのプレーとは?「僕のパスの価値を高めてくれた」

2021年06月21日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「アウトサイドで出すのが一番手っ取り早かった」

5月のベストアシストを受賞した広島のジュニオール・サントス。(C)SOCCER DIGEST

 DAZNとパートナーメディアによる「DAZN Jリーグ推進委員会」では、今シーズンも「Jリーグ月間表彰」を実施。同企画はスポーツ・サッカー専門メディアが独自の視点で、その月に印象的な活躍を見せた選手やチームを表彰するもので、サッカーダイジェストWebは「Jリーグ月間ベストアシスト」を毎月選出している。

 2021年5月のベストアシストには、サンフレッチェ広島のジュニオール・サントスが12日のガンバ大阪戦で披露した右足アウトサイドのパスをセレクト。鮮やかなカウンターから川辺駿の豪快弾を演出したパスを本人に振り返ってもらうとともに、チームの現状や日本の印象について話を訊いた。

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【動画】見事なカウンターが炸裂!5月のベストアシストに輝いたジュニオール・サントスの絶妙アウトサイドパス

――第20節のガンバ大阪戦でマークした川辺選手へのアシストを、5月のベストアシストに選出させていただきました。

「ありがとうございます」

――素晴らしいアウトサイドのパスでしたが、ボールを受けた時にどんなことを考えていましたか?

「柏(好文)選手からボールをもらい、トラップしてスピードに乗って前に行こうとしたら、ガンバの選手がコースを消していた。駿が走り出しているのが見えたんですが、相手が寄せて来るので、アウトサイドで出すのが一番手っ取り早く、良いパスを出せるなと思いました」

――川辺選手のシュートもすごかったですね。

「トラップもよかったし、シュートも素晴らしかった。駿のプレーが、僕のパスの価値を高めてくれた。ああいうパスが出せて良かったですね」

――あのようなカウンターは、日頃から練習している?

「いつも練習をしていますし、サンフレッチェの強みなんじゃないかな。スピードのある選手がいますし、上手くみんなの特徴を活かせると思います」
 
――やはりアシストより、ゴールを決めた時のほうが嬉しい?

「そうですね。自分はセンターフォワードとして常にゴールを決めたいですし、そのためにやっています。だけど、自分のゴールではなくても、アシストや自分が関与してゴールに結びついた時は本当に嬉しい」

――今シーズンの自身の成績に関してはどう感じている?

「まずゴールに関しては少ないですね(3点)。もっと点を取らないといけないのは、自覚しています。そこを改善するために日々の練習をしています。チーム全体でも、最近はシュートがかなり増えて、良くなっている。チーム全体が良くなれば、前にいる選手は自然とたくさん点を取れると思います」
 

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