「本当にひどい」2試合で1得点のイングランド&絶不調ケインに批判殺到!「大変な失望だ」

2021年06月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「我々が知る選手の影みたいだ」

本調子から程遠いケインは、74分にラッシュフォードと途中交代になる。(C)Getty Images

 期待値が大きかっただけに、2試合で1得点の4ポイントという数字には不満もあるだろう。

 現地時間6月18日のEURO2020グループD第2節、イングランド代表はスコットランド代表と0-0で引き分けた。1-0でクロアチアを下した開幕戦に続き、クリーンシートをキープ。だが、エースのハリー・ケインが精彩を欠き、無得点に終わったことで、批判の声は少なくない。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、元アイルランド代表のロイ・キーンは、『ITV』で「イングランドがこの大会で競うには、スター選手が良いパフォーマンスをする必要がある」と話した。

「ガレス(・サウスゲイト監督)がケインを交代させたのはうれしいよ。彼のプレーは良くなかった。ケインは大きな問題だ」

 元スコットランド代表のグレアム・スーネスも「彼は我々が知る選手の影みたいだ」と続いた。
 
「中盤が機能しておらず、供給がない。だが、ケインは疲れ切っているかのようだ。夏に大きな移籍をするかもしれない選手であり、彼は目を覚ます必要がある。ケインはこのレベルで実績のあるスコアラーだ。彼が得点を挙げられなければ、トラブルになる」

 元イングランド代表のガリー・ネビルは、「本当にひどいパフォーマンスだ。ウェンブリーでは大変な失望だよ。フィジカルレベルがひどかった」と嘆いている。

「今夜のイングランドには何かが欠けていた。プレッシャーをかけることもなく、必死さもなく、パスはスロー。今夜のイングランドからは、望まないことの全てを見た」

 勝てばグループステージ突破を決められたイングランドだが、決勝トーナメントへの切符は最終節の結果次第となった。22日の次戦で、イングランドは4ポイントで並ぶチェコと対戦する。

 いずれにしてもラウンド・オブ16進出に向けて有利ではあるが、優勝候補の一角と言われていただけに、周囲の重圧も大きい。ケインとスリーライオンズは、この逆境を乗り越えられるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】海外番記者・識者が選んだ「イングランド代表のレジェンド完全格付けTOP10」を厳選ショットで振り返り!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事