「国外に出て、日本や韓国に勝てない理由が分かった」中国のエースが明かした“アジア2強”との違い「ニッポンは海外組だけで…」

2021年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もっとたくさんの選手が国外に出てほしい」

中国を牽引するウー・レイがアジアのライバル国について言及した。(C)Getty Images

 6月15日に行なわれたカタール・ワールドカップのアジア2次予選で、中国はシリアと対戦し、3-1で勝利。最終予選進出を決めている。

 この試合で5戦連続となるゴールを決めたのが、ウー・レイだ。エスパニョールでプレーする絶対的エースは、中国メディア『東方体育』に18日付けで掲載されたインタビューで、最終予選で立ちはだかる日本や韓国について語っている。

 ほとんどの中国代表選手が国内でプレーするなか、2019年1月からスペインで戦うストライカーは、「国外に出て、なぜ近年、日本や韓国に勝つのが難しくなったのかよく分かった」と明かしている。

「外に出て、すぐに答えが分かった。ヨーロッパのように、ハイレベルでペースの速い試合をしてアジアに戻ってくると、精神的にまったく違うんだ」

【動画】シリア戦で6人に囲まれながらも突破を図るウー・レイ
 そして、「日本は今や海外組だけで完全に2チームを作れる。韓国はもっと少ないかもしれないが、6~7人はヨーロッパでプレーしている。最終予選の相手の中でも、チーム全体の自信とクオリティは他の国とは異なる」とコメント。日本と韓国がアジアの中で抜きん出た存在であると認めている。

「(中国でも)もっとたくさんの選手が国外に出てくれるのを願っている。もちろん、一番大事なことは、自分の能力に合った場所で、しっかりと足場を築くことだ」と続けたウー・レイ。やはり、レベルの高い欧州でプレーする選手が増えることが、代表チームの強化に繋がると考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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