「ヨシダの放出は賢明なのか?」吉田麻也とシメオネのトレード案に現地メディアが苦言!「少し安易すぎる」

2021年06月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「リーダーシップを持つ経験豊富なDFを手放すのは…」

イタリアでその去就が注目されている吉田。(C)Getty Images

 サンプドリアがシーズン途中に吉田麻也との契約を延長したのは、日本代表主将のパフォーマンスが評価に値するものだったからなのは言うまでもない。だからこそ、その吉田を手放すことの是非は、議論を呼ぶ。

 加入から1年半。吉田はロックダウンを経て定位置をつかむと、今シーズンはセリエAの32試合に出場(先発25試合)。オマール・コリーとのコンビを基本に、サンプドリアの最終ラインでリーダーシップを発揮してきた。

 だが、イタリア・メディアは先日、サンプドリアが吉田を手放す可能性もあると報じた。ジョバンニ・シメオネの獲得を目指し、代替要員として吉田をカリアリに放出するかもしれないというのだ。

 サンプドリア専門サイト『sampnews24』は、クラブが吉田を失うことに否定的なようだ。シメオネ獲得のための吉田放出案を「おそらく少し安易すぎる」と評している。
 
「ロレンツォ・トネッリが頻繁にケガに苦しめられる中で、ヨシダのような生まれついてのリーダーシップを持つ経験豊富なDFを手放すのは、本当に賢明なのだろうか」

 一方で、8月で33歳になる吉田の年齢を考慮する声もある。トネッリが31歳、コリーが28歳なのも考えれば、守備陣の世代交代が必要との見方もあるだろう。

 いずれにしても、クラウディオ・ラニエリが退任したサンプドリアは、新監督がまだ決まっていない。吉田の去就は、新たな指揮官の評価にもよるはずだ。

 新体制になっても、吉田は貴重な戦力として計算されるのか。今後の進展が注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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