ワールドサッカーダイジェストが厳選!「移籍マーケット 今夏の主役候補TOP20」 ダビド・デ・ヘア & ロベルト・フィルミノ

2015年05月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

“状況証拠”はデ・ヘアのマドリー行きを指し示す。

カシージャスの後継者としてデ・ヘアの獲得を熱望するマドリーは、第2GKナバスを差し出す用意があるとも伝えられる。 (C) Getty Images

 今夏の移籍マーケットを賑わす主役候補を『ワールドサッカーダイジェスト』が厳選してお届けするシリーズ企画。
 
 第8弾は、レアル・マドリーが秋波を送るダビド・デ・ヘアと、ブラジル代表でも地歩を固めつつあるホッフェンハイムのロベルト・フィルミノの動向をチェック!
 
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今夏の主役候補(15)
ダビド・デ・ヘア(GK/マンチェスター・ユナイテッド)
 
 2016年夏に切れる現行契約の延長交渉がなかなかまとまらないのは、ファーガソン勇退後、明らかに競争力を落としているクラブの現状に、本人が少なからず不満を抱いているからだろう。よりハイレベルなクラブへのステップアップを決断しても不思議はない。
 
 以前から熱視線を注いできたのが、イケル・カシージャスに衰えが否めないレアル・マドリーだ。すでにユナイテッドに2000万ユーロ(約28億円)を提示し、本人と条件面で合意したとの報道もある。
 
 本人は去就に関して口を閉ざしているが、37節アーセナル戦でハムストリングを痛めてピッチを去る際、ユナイテッドサポーターに手を振ったその姿はどこか示唆的だった。
 
 デ・ヘアに代わって最終節のハル戦でゴールマウスに立った元バルサのV・バルデスは、決定的なセーブを見せるなど失点を許さず、健在ぶりをアピール。DFジョーンズが「素晴らしかった。英語も流暢だし、コミュニケーション能力も高い」と称賛するなど、新守護神としての可能性を示した。
 
 ファン・ハール監督はそれでも「残留を信じている」が、"状況証拠"はマドリー行きを指し示しているようだ。

次ページフィルミノにはプレミア勢がこぞって興味を。

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