【EURO展望|グループE】最大の注目は大本命スペインに次ぐ二番手争いだ

2021年06月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ポーランドはレバンドフスキのパフォーマンスが躍進の成否を左右する

(左上から時計回りで)ポーランド、スペイン、スロバキア、スウェーデン。グループEを勝ち抜けるのは? (C)Getty Images

 ペドリやダニ・オルモ、フェラン・トーレスら若手の台頭が著しいスペインは、昨秋にドイツから6-0の大勝を収めたように、このグループでは頭ひとつ抜けた競争力を備えている。

 スタメンが固まらず、組織の熟成が思うように進んでいないとはいえ、それでも総合力で他の3チームを凌駕しているだろう。2大会ぶりの覇権奪還に向け、前評判に違わぬトップ通過で勢いに乗りたい。

 スペインに次ぐ二番手を争いそうなのがポーランドとスウェーデンだ。前者は、国家を代表するスーパースター、ロベルト・レバンドフスキのパフォーマンスが躍進の成否を左右する。
 
 対照的に、後者は、今年3月に約5年ぶりに代表復帰を果たしたイブラヒモビッチが怪我で招集できなかった影響がどう出るか。グループ最終戦に予定されている直接対決は、ベスト16進出を懸けた注目の一戦となる可能性が小さくない。

 全体的に小粒のスロバキアはインテルで活躍するCB、シュクリニアルを中心に失点を防ごうとする戦い方になるか。数少なくなりそうな得点チャンスをきっちりモノにしたいが、前線に頼れるフィニッシャーがいない。厳しい戦いを強いられそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

※「ワールドサッカーダイジェスト責任編集 EURO2020展望&ガイド」から転載・加筆。
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