「課題はまだまだある」「できれば仕留められるところがあった」セルビア撃破も森保監督は満足せず

2021年06月11日 サッカーダイジェスト編集部

「選手が今やれるベストなことを表現してくれた」

試合後にフラッシュインタビューに応じた森保監督。選手のチャレンジングな姿勢を評価も、「さらに良い形で勝てれば」とさらなる要求も。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部JMPA代表撮影)

 日本代表は6月11日、ノエビアスタジアム神戸で行なわれたキリンチャレンジカップのセルビア戦で1-0の勝利を収めた。

 試合後にフラッシュインタビューに応じた森保一監督は以下のように試合を振り返る。

「課題はまだまだありますけど、強度の非常に高いなか、時間とスペースが戦いのなかで、選手が今やれるベストなことを表現してくれたと思います。

 1-0にできて、それからできれば仕留められるところがあったので、さらに良い形で勝てればというところはありましたけど、みんなで目を合わせて最後まで粘り強く選手たちは戦ってくれて良かったと思います」

 3年ぶりの欧州勢との対戦。相手はベストメンバーではなかったが、なにより勝利を掴んだのは大きい。ただし指揮官はリードしている状況で、追加点を決められるチャンスをモノにすることも要求した。
 
 一方でエースの大迫勇也が直前に怪我で離脱したなか、出場した選手たちは試行錯誤しながら攻撃の形を探っていった。指揮官が強調したのは、そんな選手たちのチャレンジの姿勢である。

「相手が非常にハイプレッシャーをかけてくる、そして粘り強く守ってくるなか、もちろん上手くいかないこともありましたけど、目を合わせながら、何度もトライし続けて、最後までチーム一丸となって戦い抜くということを選手たちが表現してくれたと思っています。

 セルビアさんもベストのメンバーではないにしても、非常に良いゲームができたなか、選手たちがやろうとしていることに最大限チャレンジしてトライしてくれたことは良かったと思います」

 そして森保監督は2次予選の最終戦キルギス戦に向けて「目の前の一戦に最善の準備をする、ベストを尽くして戦う。そして勝っても負けても成果と課題をもって、次の戦いに向かっていくことを今回もやっていきたいと思います」と意気込んだ。

 そして同時に「選手たちが勝利をもってテレビを通して応援してくれている人たちに笑顔を、ということで、そしてコロナ禍で大変な思いをしている人たちに自分たちの頑張りで励ましのエールを送ろうとやってくれたのは本当に良かったと思います」と改めて勝利を喜んだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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