シンデレラガール塩越柚歩が東京五輪へ猛アピール!「周りの選手の戦い方を見て、盗んで」日々成長中

2021年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨季のなでしこリーグで初めてベストイレブンに選出

代表デビュー戦で2ゴール・1アシスト。塩越が五輪本番へアピールした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 なでしこジャパンは6月10日、国際親善試合のウクライナ女子代表戦をエディオンスタジアム広島で行ない、8-0で勝利を収めた。

【PHOTO】女子日本8-0女子ウクライナ|岩渕と塩越が2ゴールと大活躍!ウクライナを相手に8得点の完勝!

 この試合でまさにシンデレラガールと言えるインパクトを放ったのが三菱重工浦和レッズレディースのMF塩越柚歩だ。

 代表初キャップとなった23歳は、「メンバー発表された時は緊張していました」と語るが、立ち上がりからゲームに溶け込み、5分、41分と前半だけで2ゴールを記録。さらに、58分には岩渕真奈のゴールをアシストした。

 60分に籾木結花と交代でピッチを後にするものの、「チャレンジャー」として2ゴール・1アシストとキッチリ結果を残し、五輪メンバーへアピールに成功した。

 試合後に得点シーンについて塩越は、1点目は、「ぶちさん(岩渕)から良いクロスが来て、(菅澤)優衣香さんがキレイにスルーしてくれて、後は決めるだけ」だったという。

 さらに2点目は「ぶちさんとか優衣香さんがシュートを打ったボールが弾かれて自分のところにこぼれてくるというのがあった」と狙っていた形だった。「ちょっと打ちづらかった」ものの、「思い切って打ってみようと思った結果、相手の股を通って入ってくれて良かったなと言う感じです」と振り返った。
 
 その一方で、全体としては、「もちろん、まだまだな部分も多いですし、周りの選手とのコンビネーションや、1対1の球際の部分など、本当にまだ足りない部分が多いですけど、今回初めて試合に出て、海外の選手と初めて対戦して、いろんな事を感じ取れた」として、「周りの選手の戦い方を見て、盗んで、この合宿の中でも成長して行けたらと思っています」と手応えも掴んでいるようだ。

 昨季のなでしこリーグで初のベストイレブンに選出された23歳は、東京五輪への18人という狭き門を突破できるか。

 メンバー選考前最後のアピールとなる次戦、6月13日のメキシコ女子代表戦へ向けて「まず試合に絡むこと。スタートからでも途中からでも自分のやることをしっかりとピッチで出し切って、悔いのないようにやりたい」と意気込んだ。

【PHOTO】代表デビューで2ゴール1アシスト!オリンピック代表入りへ猛アピールを見せた塩越柚歩!

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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