「右CBとして完璧だ」冨安健洋のアタランタ移籍に伊レジェンドが太鼓判!「予想外の早さで完成された選手になった」

2021年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フィジカル、走力、ボールを扱うクオリティがある」と絶賛

アタランタ移籍について個人合意が伝えられた冨安。 (C) Getty Images

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は6月8日、ボローニャに所属する冨安健洋が、取り沙汰されるアタランタ移籍に合意したと伝えた。

 記事によれば、4年契約に1年の延長オプションがつく合計5年の契約で、サラリーは現行の60万ユーロ(約7500万円)から120万ユーロ(約1億5000万円)に倍増するという。移籍金などクラブ間で合意に至れば、智将ジャン・ピエロ・ガスペリーニが率いるチームへの移籍が成立することになる。

 ディエゴ・マラドーナとともにナポリでスクデットを獲得した元イタリア代表MFのサルバトーレ・バーニ氏は、『Gazzetta dello Sport』紙のインタビューで、冨安はガスペリーニのシステムにピッタリの選手との見解を示した。

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 ベルギー時代から冨安を知るという同氏は、「これほど早い成長は予想外だったと言わなければいけない」と、日本代表DFの飛躍を称賛している。

「彼は完成された選手になった。フィジカル、走力、ボールを扱うクオリティがある」

 そのうえで、CBとSBのどちらもこなせる冨安の起用法について、「個人的には純粋なディフェンダーとしてより、4バックの右サイドバックとしてのほうが好きだ。だが、アタランタでは3バックの右センターバックとして完璧だろう」と述べた。

「裏を守れ、1対1に強く、同時に前への距離を詰め、速さのおかげでスペースを突くこともできる。すべてガスペリーニが望むこと。さらに必要に応じて(ハンス・)ハテブールや(ヨアキム)・メーレの代役として右ウイングバックもできる。彼にはそれをするためのクオリティがある」

 ナポリのレンジェンドに太鼓判を押された冨安は、青と黒のユニホームに袖を通すのだろうか。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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