「稼ぎたいならそうすればいい」パリSG移籍濃厚のドンナルンマにイタリアの伝説GKがチクり!

2021年06月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「パリSGとミランで大きな違いがあるとは思わない」

パリSG移籍が目前とされているドンナルンマ。(C)Getty Images

 現代サッカーでは希少な存在となったバンディエーラ(旗頭)になり、「ミスター・ミラン」の称号を手にすることも可能だった。だが、ジャンルイジ・ドンナルンマはその道を選ばなかったようだ。

 ミランは契約が満了するドンナルンマと延長交渉を続けてきたが、先月末にマイク・メニャンをリールから獲得。技術部門のトップを務めるパオロ・マルディーニが、自身の後継者となるバンディエーラ候補だった守護神に事実上別れを告げた。イタリア代表の正GKは、パリ・サンジェルマン加入が目前とされている。

 数々の名守護神を輩出してきたイタリアの御大は、ドンナルンマの退団に思うところがあるのかもしれない。ミラン戦専門サイト『Pianetamilan.it』のインタビューで、ディノ・ゾフは「パリSGのほうに行きたいなら、そうするのは自由だ。可能だ」と話した。

「それが自分にとってベストだと考えるなら、そのほうがより稼げると思うのなら、そうすればいい。それで『おやすみ』だ。技術的な観点から、パリSGとミランで大きな違いがあるとは思わないがね」

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 さらに、技術的な視点からドンナルンマは世界最高守護神か問われると、ゾフは「そうは思わない」と答えている。

「もちろん、非常に重要な守護神になることができる若手だとは思う。だが、今の彼にはもう少し経験が必要だと思うね」

 メニャンについては「評価できるほど知らない」としたゾフは、今後さらに期待できるイタリアの守護神を問われると、ナポリのアレックス・メレトの名前を挙げた。

「わたしならメレトに賭けるね。良い道にあると思う」

 22歳のドンナルンマと、24歳のメレト。ともに若く、先の長いイタリアの若き守護神たちは、これからレジェンド先に満足させるパフォーマンスを見せていけるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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