【J1採点&寸評】広島×新潟|塩谷が今季初得点! 高さで突破口を開いた広島が4発快勝!!

2015年05月24日 サッカーダイジェスト編集部

セットプレーで完全にマーカーを上回った塩谷の先制ゴール。

【警告】広島=丸谷(61分) 新潟=前野(51分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】塩谷 司(広島)

【試合内容】
 怪我や出場停止で多くの選手を欠く新潟に対し、広島はCKから塩谷が先制点を挙げると、高さのミスマッチを突いて追加点。良いテンポで試合を進める。
 
 前半終了間際に山崎の鋭い突破から反撃の1点を許し、後半は新潟の攻勢に晒される時間帯もあったが、広島は森崎和の敵陣でのボール奪取から浅野が3点目をゲット。さらにCKから再び塩谷がヘディングシュートを突き刺し、ダメ押しの4点目を奪った。
 
 試合終了間際にCKから失点を許して課題も残した広島だが、したたかに得点を積み重ねて上位に踏みとどまった。

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・13節

【J1寸評&採点】全8試合の評価をチェック!

 
【チーム採点・寸評】
広島     6.5
相手の隙を逃さず得点を重ねて勝利を収めた。前後半の終了間際の失点は反省しなければならないが、途中出場の選手たちも含めて各々が役割を果たしている。
 
新潟     4.5
怪我人や出場停止の重なる厳しい試合だったが、ミスから失点して自分たちでさらに試合を難しくしていった。しかし、最後までゴールを目指して戦い抜く姿勢は貫いた。
 
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 5.5
16分のピンチは冷静に対処。安定感はあったが、ポゼッション時の判断ミスから失った2失点目は余計だった。
 
DF
33 塩谷 司 7
嬉しい今季初得点。セットプレーでマーカーを完全に上回っていた。前半終了間際の失点は反省点だが、攻撃力で十分にカバーし、MOMに選出。
 
5 千葉和彦 6
1失点目はもう少し粘り強く対応したかったが、後半は指宿に仕事をさせず、ポゼッションは安定していた。
 
4 水本裕貴 6
正確なポジショニングで穴を開けず左サイドの突破は許さなかった。16分のピンチも最後まで粘り強く対応して守った。
 
MF
14 ミキッチ 6
コルテースとハイテンションでやり合った。押される時間帯もあったが、きっちりとやり返していく辺りはさすが。
 
8 森崎和幸 7
敵陣でボールを奪取して3点目につなげたプレーで、この試合は勝負あり。勝負所を見極めたベテランならではのビッグプレーだった。
 
28 丸谷拓也 6
39分の決定機は逃してしまったが、ポゼッションにシンプルに加わりながら、ゴール前まで進出していく意識を持ってプレーした。
 
18 柏 好文 6.5
ドウグラスの高さを活かしたクロスで2点目をお膳立て。先手を取って川口との攻防を優勢に進めた。
 
9 ドウグラス 6.5
持ち味を発揮してチーム最多の今季4点目をゲット。マッチアップした前野をパワーで押し切った。
 
30 柴崎晃誠 7
プレースキックから2アシストし、ドウグラスのゴールにも絡んだ。守備にも手を抜かず奔走し、試合ごとに存在感を高めている。
 
FW
11 佐藤寿人 6
いいタイミングでボールを引き出し、うまく周りを使って攻撃の起点になった。シュートを放てなかったのは残念だったが。
 
交代選手
FW
29 浅野琢磨 6.5
出場直後からスピードで相手に脅威を与えた。得点は試合の流れを引き寄せたご褒美だろう。
 
MF
15 工藤浩平 -
ようやくリーグ戦初出場。プレー機会はあまり多くなかったが、はつらつとピッチを駆けた。
 
DF
19 佐々木翔 -
失点直後の嫌な時間帯で出場となったが、今節も試合を締める役回りをきっちりと務めた。
 
監督
森保 一 6.5
2失点に課題を残したが、したたかに得点を重ねて勝利。指揮を執って4年目。59勝26分30敗の高勝率を誇ってクラブをJ1通算300勝に導いた。

次ページ多数の欠場者でメンバー構成に苦しんだとはいえ、セットプレーの守備には改善が必要か。

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