なぜベティスは昨夏に断念した久保建英の獲得を再び狙っているのか?

2021年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「経済的な状況が許せば…」

今月4日に20歳の誕生日を迎えた久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 現地スペインでも注目を集めているのが、久保建英の去就だ。

 カルロ・アンチェロッティ新監督が就任したレアル・マドリーでの立場は不透明だが、現状では再レンタルが濃厚視されている。

 そのローン先として取り沙汰されているのが、ベティス、グラナダ、エスパニョール、そして古巣のマジョルカなど。なかでも、昨夏にも久保の獲得に動いていたベティスは、この日本の至宝にご執心のようだ。

 6月8日、現地メディア『GRADA3』は「クボが再びベティスのテーブルに」と題した記事を掲載。「経済的な状況が良ければ、ベティスは日本人へのオファーを検討するだろう」と綴った。

 記事によれば、昨夏にベティスが久保の獲得を断念せざるをえなかったのは、争っていたビジャレアルが500万ユーロ(約6億円)という"ジョーク"のようなレンタル料を支払ったからだという。

【動画】スペインメディアも称賛! "20歳"になった久保建英が決めた強烈な左足弾!
 現在のベティスには、クリスティアン・テージョ、ホアキン、アイトール・ルイバル、ディエゴ・ライネスといった2列目のアタッカーがいる。カバーはできてはいるが、トルコのトラブゾンスポルが関心を示しているテージョは、良いオファーが届けば、チームを離れる可能性があるようだ。

 さらに、ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、ヨーロッパリーグと3つの大会を戦うため、「経済状況がそれを許し、選手が受け入れれば、喜んでレンタルを求めるだろう」と伝えている。

 久保のベティス移籍はマドリーの貸し出し条件とテージョの動向がポイントとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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