「これまでにない間合いと圧だった」ドリブラー三笘薫が驚いた日本人DFは? 「抜けると思ったけど…」

2021年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2回目から対応してくるということは…」

5日のガーナ戦では1ゴールを挙げた三笘。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影

 Jリーグ屈指のドリブラーが、オーバーエイジとの対決を振り返った。

 6月5日に行なわれたU-24ガーナ代表との強化試合で6-0の大勝を収めたU-24日本代表は、そのまま福岡に残り、12日のジャマイカ代表戦に向けて調整中だ。

 そんななか、7日のトレーニングでは、こんなシーンがあった。全体練習の後、三笘薫と田中碧の川崎コンビが、前者のドリブルを後者が守るという1対1を始めた。

 田中が「(オーバーエイジの選手たちに)やってもらえば」と提案したそうで、三笘がお願いし、まず吉田麻也との対決が実現。すると、イタリアでも称賛を浴びる百戦錬磨のCBに尻もちをつかせて見事に抜き去る。

 続く"刺客"酒井宏樹もあっさり攻略。経験豊富な右SBはそのフェイントに驚き、思わず「なんだそれ」とこぼした。

 ただ、2度目の対戦で吉田には連勝したものの、酒井にはコースを読まれ、うまく対応されてしまった。

【動画】 ガーナ戦でリズミカルなパス回しから三笘薫が決めたダメ押しの6点目はこちら
 
 翌日のオンライン取材で、この酒井との1対1について問われた三笘は、「本気は出していないと思いますけど、間合いや圧はこれまでにないものがあった。(トップレベルで)試合を経験したきた選手なので、色々なところを吸収したい」と振り返った。

 また、2度目に抜けなかったことについては、次のように語っている。

「どちらも100パーセントでやっていた感じではないですけど、対応されたのは事実。抜けると思ってやっていたけど、2回目から対応してくるということは、(酒井が)理解しながら変えているということ。攻撃陣としても、やっていかないといけない」

 遊び感覚のマッチアップだったが、得たものは小さくなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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