【タジキスタン戦のスタメン予想】小さくないシャッフルを行なうか?大迫負傷でアピール合戦へ

2021年06月07日 サッカーダイジェスト編集部

指揮官も入れ替えを示唆

タジキスタン戦の予想布陣。数人の入れ替えを行なうか。

 6月7日、日本代表はカタール・ワールドカップ・アジア2次予選の7戦目、タジキスタン戦をパナソニックスタジアム吹田で迎える。

 5月28日のミャンマー戦に勝利し、6戦全勝、37得点・0失点と圧巻の成績で2次予選突破を決めた森保ジャパン。そのため今回のタジキスタン戦、6月15日の第8戦のキルギス戦(6月11日にはセルビアとの強化試合も控える)は、選手にとっては9月から始まる予定の最終予選へ向けた絶好のアピールの機会で、チームの底上げも行なえる貴重な公式戦になりそうだ。

 ミャンマー戦後にはオーバーエイジ候補として吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航、そして東京五輪世代の冨安健洋らがU-24代表へ回った。それだけにチャンスを掴む選手は増えそうで、6月3日のU-24代表との一戦では3年半ぶりの代表復帰となった川崎のCB谷口彰悟が先発を飾り、C大阪のアタッカー・坂元達裕もデビューを果たしている。

 森保一監督も、タジキスタン戦に向けて「どの程度か分かりませんが、U-24代表戦からメンバーの変更をして臨もうと思います。勝利を目指すとともに、公式戦でチームコンセプトを確認する。勝利とチームの底上げを考えたいです」と説明する。

 U-24代表との一戦を3-0で制したチームは、大阪へ移動し、6月5日から再始動。ただ別メニュー調整を続けていた大迫勇也に関して、森保監督は試合の前日となる6日の会見で「左足の内転筋に違和感があり、(5日は)練習を休んで治療にあたっていました。次、出場できるか分からないですし、状態を見ながら考えたいですが、難しいと思っています」と語り、その後、正式に負傷が発表された。

 タジキスタン戦はエースの大迫を欠くことになり、同日にルヴァンカップの札幌戦に出場していた横浜のFWオナイウ阿道を追加招集。ポジティブに考えれば、他のFWやアタッカーにとってはアピールのチャンスとなるだろう。
 
 そのなか、川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエル、中村航輔の4人を招集するGKでは、権田を起用するか。ミャンマー戦は川島、U-24代表戦は前半にシュミット、後半に中村がゴールを守ったことを考えれば、順番ではないが、権田に出番が回ってきそう。

 権田は歴代最長となる9試合連続無失点を継続中。記録を更新できるのかもひとつのポイントである。

 最終ラインは大きく変えるにはリスクもあるが、ミャンマー戦、U-24代表戦で出場機会が限られた、もしくは訪れなかった選手をテストする形が考えられる。ここでは右から山根、中谷、昌子、佐々木と予想。それぞれポジション確保を虎視眈々と狙っているはずで、特に吉田&冨安のレギュラーコンビが不在のCB陣はここで序列を上げたいところだろう。

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