浦和が敵地で逆転勝利!神戸に先制を許すも、伊藤敦樹&興梠慎三弾でアウェーゴール2つを持ち帰る【ルヴァン杯】

2021年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和はユンカー、小泉がベンチ外

相手のミスを見逃さず、決勝弾を決めた興梠。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグのルヴァンカップは6月6日、プレーオフステージの3試合を各地で開催。ノエビアスタジアム神戸で行なわれたヴィッセル神戸と浦和レッズの第1戦は、2-1でアウェーの後者が先勝した。

 Bグループを2位で突破した神戸は、古橋亨梧が日本代表に、トーマス・フェルマーレンがベルギー代表に招集され不在。GKに前川黛也、3バックに菊池流帆、大﨑玲央、小林友希、アウトサイドには右に酒井高徳、左に初瀬亮、アンカーをセルジ・サンペールが務め、アンドレス・イニエスタと山口蛍がインサイド、2トップにドウグラスとアユブ・マシカという並びになった。

 Cグループを首位で通過した浦和は、GK鈴木彩艶がU-24代表に参加しているほか、キャスパー・ユンカー、小泉佳穂もメンバー外。GK西川周作、DFは右から宇賀神友弥、トーマス・デン、槙野智章、明本考浩、ダブルボランチに柴戸海と伊藤敦樹、2列目は右から田中達也、関根貴大、汰木康也、トップに興梠慎三が入った。

 試合はホームの神戸が狙いすましたセットプレーから3分に先制する。

 左CKを得ると、キッカーの初瀬が鋭いクロスを供給。これをニアサイドでサンペールがフリックすると、ペナルティエリア内のドウグラスが反応し、右足で合わせてネットを揺らす。
 
 1点ビハインドを背負った浦和は、神戸に持たされる展開となり、要所を防がれチャンスを作り出せない。33分に速攻から田中達也がシュートを放つものの、これは相手DFにブロックされてしまう。

 シュート0本のまま迎えた前半終了間際、浦和がワンチャンスをモノにする。

 関根が左サイドから大きく展開すると、逆サイドの田中達也が反応。ダイレクトで折り返したボールに走り込んだ伊藤敦樹が押し込み同点に追いつく。浦和は貴重なアウェーゴールを手にした。

 さらに71分、山口のバックパスに対し、菊池が足を滑らせペナルティエリア内にボールがこぼれると、興梠が走り込み、飛び出したGKの頭上を抜くループシュートを決め、浦和が逆転に成功した。

 終盤は神戸にボールを握られ、リンコンのポストプレーからイニエスタにシュートを打たれるも、これは枠を外れる。またイニエスタのスルーパスにはGK西川が立ちふさがる。結局浦和がリードを守り切り、神戸に先勝。敵地で勝利した浦和はアウェーゴール2つを持ち帰って、準々決勝進出へ一歩リードした。

 プレーオフステージ第2戦は、13日に浦和駒場スタジアムで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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