トッテナム、新監督の最有力候補コンテと交渉決裂か。「両者の思惑にずれ」と現地メディアが報じる

2021年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムは13年無冠が続く

トッテナムとこのコンテの交渉は決裂したようだ。(C)Getty Images

 トッテナムが、アントニオ・コンテの新監督招聘を断念したようだ。英衛星放送『Sky Sports』が6月4日付けで伝えている。

 今年4月にジョゼ・モウリーニョを電撃解任し、シーズン終了までクラブOBのライアン・メイソンが暫定監督を務めたトッテナムは、まだ新指揮官が決まっていない。後任探しに奔走するなか、その最有力候補として挙げられていたのが、今シーズンまでインテルで指揮を執ったアントニオ・コンテだった。
 
 就任となれば、チェルシーの監督時代以来、3年ぶりのイングランド凱旋となったが、『Sky Sports』によれば、今シーズンのインテル含め過去10年で5度のリーグ制覇をもたらした51歳のイタリア人指揮官は、トッテナムがすぐにトロフィーを獲得できるチームであるとの確信までには至らなかったようだ。

 一方、トッテナム側も、若手の起用に消極的であるなど、コンテの考えに懸念を抱いたという。そうしたなかで、4日の夜に今回の交渉は決裂したようだ。

 2007-08シーズンのリーグカップ制覇を最後に、タイトルから遠ざかるスパーズ。屈辱の無冠時代に終止符を打つべく、来シーズンに指揮を執るのは一体誰になるのか。移籍が取り沙汰されている生え抜きエース、ハリー・ケインの動向と合わせ注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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