「誰が日本に負けたいものか!」ソン・フンミンが日韓戦の0-3惨敗に初めて言及!「怒りと悲しみを抑え切れない」

2021年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッカーファンの意識を勝利とパフォーマンスで変えたい」

W杯予選3連戦を前にチームの手綱を締めたソン・フンミン主将。日韓戦へのインプレッションも明かした。(C)Getty Images

 韓国サッカー界が誇るスーパースターが、初めて"ヨコハマの惨劇"について口を開いた。

 6月5日からホームでの集中開催3連戦に臨む韓国代表。カタール・ワールドカップのアジア最終予選進出に向けて待ったなしの状況下、国内外のベストメンバーを揃えて必勝を期す。
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 そんななか、木曜日に行なわれた記者会見に登場したのが絶対エース、ソン・フンミン(トッテナム)だ。格下相手の3連戦ながら、精神的支柱は「サッカーに弱小なチームなど存在しないし、勝利を約束もされていない。僕たちはすべての試合で最善を尽くす必要がある」と手綱を引き締めた。
 
 3月25日に横浜で開催された日本代表戦で、韓国は0-3の完敗を喫した。攻守両面でライバルに圧倒されて0-3の完敗を喫し、パウロ・ベント監督や選手たちがバッシングの矢面に立たされたのは記憶に新しい。ソン・フンミンは怪我のためにあの一戦を欠場したが、記者陣から「あの敗戦をどう感じたか?」と問われると、やや声のトーンを上げて次のように答えた。

「選手たちと(日韓戦について)個別に話してはいないけど、大きな失望を味わったのは間違いないし、思い出すだけで痛みを伴うはずだ。いったい誰が日本に負けたいと思う? 選手たちはベストを尽くしたんだよ。

 あの試合を振り返るとき、怒りと悲しみの感情を抑え切れない。怪我をしていたとしても、あの場に立って限界まで戦いたかった。きっと多くのサッカーファンが失望しただろう。今回の3試合を通して、ファンの意識をパフォーマンスと勝利で変えたいと思う」

 韓国は2次予選のグループHで首位に立っているものの、上位3チームの勝点は拮抗しており、ひとつも星を落とせない緊迫した情勢だ。チームは6月5日にトルクメニスタンと、9日にスリランカと、そして13日にレバノンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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