【A代表戦のスタメン予想】OAが加わった新布陣に注目! 久保、堂安、三笘が2列目で初の“揃い踏み”か

2021年06月03日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

最終ラインは「A代表以上」と言っても過言では…

A代表戦の予想スタメン。酒井、吉田、遠藤航のOA3人が加わった新布陣だ。

 東京五輪へ向けた"最終選考の場"となる6月シリーズ(5日にU-24ガーナ代表、12日にジャマイカ代表と対戦)を控えたU-24日本代表は6月3日、A代表との異例の"兄弟対決"に挑む。

"サムライブルー"は、同日にジャマイカ代表との国際親善試合を予定していたが、相手の20選手のうち10人が、義務付けられた試合3日前となる5月31日に来日できなかったため、中止が決定。急遽、U-24日本代表が替わりの対戦相手に選ばれたのだ。

 A代表の活動がある森保一監督に代わって指揮を執る横内昭展監督は、前日会見で「(選手たちは)5日のガーナ戦に向けてコンディションを整えてくれていたので、難しさはある」と語っており、2日後にU-24ガーナ代表戦が控えていることを考えると、スタメンも読みにくい。

 ただ、フィールドプレーヤー7人とGK1人の交代が可能で、負傷者が出た場合はさらに追加で入れ替えられるというレギュレーションのため、前半はほぼベストに近い布陣を組み、途中でがらっとメンバーを替える可能性は小さくない。

 そう考えると、GKは大迫敬介で堅いだろう。ハーフタイムで交代があるとすれば、谷晃生や沖悠哉もいるが、浦和での活躍が認められて初選出された18歳の鈴木彩艶をここで試してみるのも面白い。

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 3月のU-24アルゼンチン代表戦と同様に4バックを予想した最終ラインは、右SBに酒井宏樹、CBに"新キャプテン"の吉田麻也とオーバーエイジの2人が並び、CBのもう一枚はA代表でも吉田と鉄板コンビを組んでいる冨安健洋だ。

 ただ、ボローニャのDFは、「右膝に違和感がある」という理由で5月28日に行なわれたA代表のミャンマー戦を欠場しており、トレーニングに復帰してはいるが、無理をさせない可能性はある。その場合は、そのミャンマー戦で吉田とペアを組んで好プレーを見せた板倉滉が入ることになりそうだ。

 絶対的な存在がいない左SBは、古賀太陽や旗手怜央もいるが、これまで主将としてこのチームの中核を担ってきた中山雄太のほうが有力。右SBが主戦場の菅原由勢を左で試すとすれば、ゲームの途中からか。いずれにしても、OA2人が加入し、「A代表以上」と言っても過言ではないDFラインが、大迫勇也や南野拓実、鎌田大地らの敵アタッカー陣をどう食い止めるかは見どころのひとつだ。
 

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