「イタリア代表だと楽しめる」ユーベMFの発言をピルロのパートナーが批判!「100万分の1もピッチで示していないくせに…」

2021年06月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

今季セリエAでのスタメン出場はわずか8試合

ピルロ(右)のパートナー、ヴァレンティーナさん(左)。(C)Getty Images

 クラブと代表はそれぞれ異なるものだ。片方で思うようにプレーできない選手が、もう片方では躍動するということもある。ユベントスに所属するイタリア代表のフェデリコ・ベルナルデスキも、そのひとりと言えるだろう。

 フィオレンティーナから移籍して4年。ユーベでは当初の期待に見合うほどのパフォーマンスと言い難い。今季はアンドレア・ピルロの下でセリエAの27試合に出場したが、スタメンに名を連ねたのは8試合だけだった。公式戦通算39試合で無得点は、不本意な出来と言わざるを得ない。

 それでも、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は、ベルナルデスキを呼び続けた。EURO2020開幕が近づくなか、現地時間5月28日に行なわれたサンマリノ戦で、ベルナルデスキは先制点をマーク。6月1日に発表された大会招集メンバーリストにも名を連ねている。

 本人も、代表ではやりやすいと感じているようだ。サンマリノ戦後、インタビューで「ここでは楽しめる」と口にし、ユベントスと違って代表ではプレーしやすいと示唆した。よりリスクを冒すプレーができるとも述べている。
 
 27歳のMFは率直に心情を吐露しただけだろう。だが、ピルロを大切に思う人には不快だったようだ。現地メディア『Sport Mediaset』によると、ピルロのパートナーであるヴァレンティーナ・バルディーニさんが、SNSでベルナルデスキを批判した。

 ヴァレンティーナさんは、クリスチアーノ・ロナウドやジャンルイジ・ブッフォン、フェデリコ・キエーザといったユーベの主力選手たちがピルロに向けて送ったSNSでのメッセージとともに、ベルナルデスキの発言を伝えるインターネット記事のスクリーンショットを投稿。「真のカンピオーネたちの100万分の1もピッチで示していないくせに…」と苦言を呈している。

「それなのに、あなたはサンマリノ相手の1得点で、あえてのインタビューをすると決めた。隠れた天才だわ」

 周知のように、ピルロは解任され、ユーベはマッシミリアーノ・アッレーグリを呼び戻した。復帰した新監督は、ベルナルデスキを高く評価していると言われる。それだけに、ヴァレンティーナさんは選手の発言が気に入らなかったのかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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