「ヨシダを中心に再出発を」サンプ専門メディア、吉田麻也を来季の大黒柱として期待!フィオレンティーナから関心も…

2021年06月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「傑出したリーダーシップ能力」

経験豊富な吉田は現地でも注目を浴びているようだ。(C)Getty Images

 新たにフィオレンティーナからの関心が報じられた。それだけ評価されているということだ。

 イタリア紙『LA NAZIONE』は6月1日、来季からジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が指揮を執るフィオレンティーナが、サンプドリアの吉田麻也に注目していると報じた。

 フィオレンティーナは守備の主軸であるニコラ・ミレンコビッチ、ヘルマン・ペセーラの去就が不透明。両者が退団することになった場合に備え、代わりのCBを探しており、気に入っているひとりが吉田という。

 2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアに移籍した吉田は、ロックダウンを挟んで定位置を奪取。クラウディオ・ラニエリ監督から信頼され、今季のセリエAでは32試合に出場し(先発25試合)、9位フィニッシュしたチームに貢献した。LA NAZIONE紙は、吉田を「素晴らしいバランス力を示した信頼できるベテランCB」と評している。
 
 サンプドリア目線からも、吉田が高く評価されているのは確かだ。1日、専門サイト『sampnews 24』は、「吉田から再出発すべき理由」との見出しで、日本代表主将は重要な存在だと伝えた。

 同サイトは、32試合出場で1得点、2アシストという数字に加え、「傑出したリーダーシップ能力、経験値、CBとしては優れた技術」があると称賛している。

 サンプドリアはラニエリが退任し、新監督がまだ決まっていない。当然、2021-22シーズンは新たなサイクルの始まりとなる。sampnews 24は「監督が新しくなり、未知数の面が大きい来季は特に、彼が再出発するうえで確実な存在となり得る」と、吉田に期待を寄せた。

 シーズン中に延長したサンプドリアとの契約は、2022年までだ。守備の国イタリアでの1年半で着実に評価を高めている吉田は、今後をどのように見据えているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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