「重要な選手になる」イングランド代表指揮官がEURO招集の17歳MFに太鼓判!「ベスト4未満は失敗」とも語る

2021年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

平均年齢は25歳3か月と、若さ溢れるメンバー構成

サウスゲイト監督は、母国をEURO初制覇へ導くことはできるか。(C)Getty Images

 イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、今月11日に開幕を控えるEURO2020へ意気込みを語った。英公共放送『BBC』が伝えた。

 イングランド・サッカー協会は、現地時間6月1日に代表メンバー26人を発表。エースのハリー・ケイン(トッテナム)やメイソン・マウント(チェルシー)ほか、負傷でシーズン終盤を欠場したハリー・マグワイア(マンチェスター・U)やジョーダン・ヘンダーソン(リバプール)らが名を連ねた。

 2016年9月に就任し、2年後のロシア・ワールドカップでは、1990年のイタリア大会以来となるベスト4へ導いたサウスゲイト監督は、今回のスカッドをこう説明している。

「私たちは(直前の親善試合2つを含む決勝までの)9試合を戦うためにここにいる。それには適応力、優れたプロフェッショナル、戦術に精通した選手が必要だが、幸いにも我々にはこれらのカテゴリーに当てはまるベテランから若手までが存在している」

 数多くのタレントを抱えるなか、「驚異的だ」と名前を挙げたのが、17歳のジュード・ベリンガム(ドルトムント)だ。2006年のセオ・ウォルコット(現サウサンプトン)に次ぎ、同国史上、主要大会に臨む2番目に若い選手となるMFに指揮官は賛辞を寄せている。

「テクニックだけでなく、競争力や成熟度も兼ね備えていて、非常にエキサイティングな選手だ。彼はイングランドにとって重要な選手になるだろうね。彼のキャラクターには、成功することしか感じさせない。無論、我々は経験を積ませるためだけに招集しているのではない」
 
 サウスゲイト監督は、ベスト4以上の結果を残せなければ失敗と明言。平均年齢は25歳3か月の若さ溢れるイングランドは、初の欧州制覇を果たすことはできるだろうか。グループステージでは13日にクロアチア、18日にスコットランド、22日にチェコと対戦する。

 なお、EURO2020に臨むイングランド代表の26人は以下の通り。

GK
ジョーダン・ピックフォード(エバートン)
ディーン・ヘンダーソン(マンチェスター・U)
サム・ジョンストン(WBA)

DF
カイル・ウォーカー(マンチェスター・C)
ルーク・ショー(マンチェスター・U)
ジョン・ストーンズ(マンチェスター・C)
ハリー・マグワイア(マンチェスター・U)
キーラン・トリッピアー(A・マドリー)
タイロン・ミングス(アストン・ビラ)
コナー・コーディ(ウォルバーハンプトン)
ベン・チルウェル(チェルシー)
トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)
リース・ジェームズ(チェルシー)

MF
デクラン・ライス(ウェストハム)
ジョーダン・ヘンダーソン(リバプール)
カルビン・フィリップス(リーズ)
メイソン・マウント(チェルシー)
ジュード・ベリンガム(ドルトムント)

FW
ジャック・グリーリッシュ(アストン・ビラ)
ハリー・ケイン(トッテナム)
ラヒーム・スターリング(マンチェスター・C)
マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
ドミニク・キャルバート=ルーウィン(エバートン)
ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
フィル・フォデン(マンチェスター・C)
ブカヨ・サカ(アーセナル)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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