「DFを獲得したい。トミヤス?」アタランタ会長が今夏の補強に言及! 関心が伝えられる冨安健洋については…

2021年06月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

現有戦力の売却についても語る

アタランタからの興味が伝えられている冨安。(C)Getty Images

 冨安健洋への関心が取りざたされているだけに、興味深い発言だ。

 アタランタのアントニオ・ペルカッシ会長が5月31日、来シーズンに向けた補強に言及した。その中で、守備強化を望んでいると認めた。

 イタリア・メディアは先日からアタランタの冨安への興味を報じている。イタリアでの2シーズンで右SBとして高く評価され、CBや左SBもこなして最終ラインのあらゆるポジションでプレーできることを証明した22歳の日本代表DFは、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督のお眼鏡にかなったようだ。

『TUTTOmercatoWEB』によると、ペルカッシ会長は『L'Eco di Bergamo』のインタビューで「わたしならすぐにDFを獲得したいね。トミヤス? 名前は出さない。理論上の話だ」と答えるにとどまっている。
 
 しかし、関心報道が絶えないこのタイミングでの発言だけに、冨安を意識していると考えても不思議ではない。ボローニャは2000~2500万ユーロ(約25億~31億3000万円)を望んでいると言われるが、アタランタは冨安獲りへの攻勢を務めるだろうか。

 なお、ミランなどからの関心が噂されるヨシプ・イリチッチについて、ペルカッシ会長は「現時点で彼はアタランタにとって付加価値」とコメント。アレクセイ・ミランチュクについて聞かれると、「わたしからすれば全員が残る」と答えた。

「ルイス・ムリエル、ドゥバン・サパタ、ルスラン・マリノフスキーとね。売却不可能だ」

 一方で、同会長は「断れないような条件になれば、ひとつの犠牲はあり得る」とも述べている。

「収入なしでの支出は不均衡だ。ただ、だれかが去れば、適切な形で替える」

 そのひとりが、冨安となるのか。アタランタの今後の動きに注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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