【J1ベストイレブン】大仕事をやってのけた小林悠だが泣く泣く選外に…MVPは20戦無敗を引き寄せた先制弾の助っ人FW|17節

2021年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季初連勝のG大阪から2名をピックアップ

【17節のベストイレブン】

 J1リーグは5月29日、30日に各地で第17節の10試合を開催した。ここでは、今節の全試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 間違いなく今節一番のインパクトを与えたのは、鹿島戦で交代出場から決勝弾を叩き込んだ川崎の小林悠だ。鬼木達監督のJ1最速100勝に捧げる得点を決めたストライカーだが、プレー時間は2分少々。ここに特筆することで、今回のベストイレブンでは泣く泣く選外とした。

 MVPに推したいのは、同じく川崎のレアンドロ・ダミアンだ。もう一つの大記録、開幕からのリーグ20戦無敗を大きく引き寄せる先制弾を決めたほか、ポストプレーやパスで周囲も生かした点を大きく評価した。

 その先制点をアシストした山根視来も選出。開幕からフル稼働も、鹿島相手に最後まで集中を切らさずファイトした。

 今季初の連勝を達成したG大阪からは2名をピックアップ。GK東口順昭はミスもあったものの、それを補って余りある鉄壁の守備で横浜FCをシャットアウト。キム・ヨングォンは守備の安定だけでなく、隙を突く好配球で、PK獲得をお膳立てした。
 
 川崎同様に、交代出場の選手たちが活躍し、清水を下し3位に浮上した横浜からは、チアゴ・マルチンスをセレクト。チーム全体が前掛かりになる展開でも、自慢のスピードで広大なスペースをカバーした。

 福岡との"九州ダービー"を制した大分からは、エンリケ・トレヴィザンが初のベストイレブン入り。相手の強力な助っ人FWを真っ向勝負ではね返し、セットプレーから貴重な追加点を挙げた。

 柏を下した札幌からは小柏剛をチョイス。貴重な先制ゴールを決め、前線で巧みな動き出しを繰り返していた働きも評価した。

 そのほか、広島の佐々木翔は1対1の守備で強さを発揮、川辺駿は攻守のバランサーとして効果的な働きを披露、鳥栖の仙頭啓矢は開始45秒弾を決め、名古屋の米本拓司は相手のチャンスの芽を摘みまくった。

【動画】2021年J1リーグ第17節、編集部厳選ベストイレブン!

【PHOTO】J1第17節"ベストイレブン"に選出された11人を厳選ショットで紹介!

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