CL決勝弾のハベルツ、放送禁止用語で喜び爆発! 約100億円での加入については「今はどうでもいい」

2021年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

主将のアスピリクエタも絶賛

喜びを分かち合うアスピリクエタ(左)とハベルツ(右)。 (C)Getty Images

 現地時間5月29日、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝、マンチェスター・シティ対チェルシーがポルトガル・ポルトのドラゴンで行なわれ、1-0でチェルシーが勝利した。

 9年ぶり2度目のビッグイヤーを手にしたチェルシーの、決勝弾を叩き込んだのがドイツ代表MFカイ・ハベルツだ。42分、メイソン・マウントのパスを受け、ティモ・ヴェルナーがDFを引き連れて作った中央のスペースを抜け出し、GKエデルソンを冷静にかわして、無人のゴールに流し込んだ。しかも彼にとっては移籍後、これがCLでの初ゴールだった。

 試合終了後、フラッシュインタビューに登場したハベルツは、「言葉にならない。信じられないような気持ちだ」とコメント。感慨深い表情を浮かべた同僚に、インタビューに合流した主将のセサル・アスピリクエタは「彼がやってくれたよ」と興奮気味に称えた。

 そして、21歳のプレーヤーに対し、アナウンサーは「あなたはチェルシーで史上最も高価なプレーヤーだ。そのことについてどう思う?」と問いかけた。すると、ハベルツは「今はどうでもいい」と返答している。
 
 ハベルツは昨夏、ブンデスリーガのレバークーゼンからクラブ史上最高額となる8000万ユーロ(約100億円)で加入。だが、思ったようなパフォーマンスを発揮できず、イングランドのメディアから度々袋叩きに遭っていた。

 そうした逆風をものともせず、大舞台で貴重なゴールを決めて見せたハベルツは、「僕らはチャンピオンズ・リーグに勝ったところだから、そんなことは気にしない」と反論。Fワードと言われる放送禁止用語を交えて一蹴したエースに、隣で聴いていたアスピリクエタは耐えられずに吹き出した。

 その後に笑いを収めた主将は「彼はそれに値するよ。厳しいシーズンだったが、彼はスーパースターになるだろう。いや、もうすでになってるんだ。狂ったようにこの試合で走っていた。素晴らしかったよ」と誇らしげに称えている。

 苦しい時期も続いたが、欧州最高峰の舞台で大仕事をやってのけたハベルツ。ドイツ代表の一員として出場するEUROでの活躍にも期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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