「彼をトップチームで見たい」南野拓実の躍動で、レッズファンの“残留希望”が過熱! 現地紙が報じる              

2021年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミャンマー戦で2ゴール・3アシストと躍動

W杯予選で6試合連続ゴールを達成した南野。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 5月28日に行なわれたカタール・ワールドカップのアジア2次予選で、日本代表はミャンマー代表に10-0で勝利を収め、2試合を残し、最終予選進出を決めた。

 この試合で、プレミアリーグのサウサンプトンでプレーする南野拓実は2ゴール・3アシストと躍動。この活躍ぶりは、保有元であるリバプールにも届いているようだ。

 現地紙『Liverpool Echo』は28日付けで、「移籍決定を前に念押し。タクミ・ミナミノがリバプールでの将来をめぐる議論を巻き起こす」と伝えた。

 今年2月にサウサンプトンへ今シーズン終了までのレンタル移籍をした南野は、加入直後の3試合で2ゴールを決めて順調な滑り出しを見せたものの、その後は出番が減少。尻すぼみのままシーズンを終えた。
 
 来シーズンはリバプールに復帰するのか、それとも再レンタル、もしくは売却されるのか。去就が不透明ななかで、見事なパフォーマンスを見せた日本人アタッカーに対して、リバプール・ファンの間では放出に関する賛否が過熱。同紙はそうしたサポーターの声を紹介している。

「南野の活躍を聞いたサポーターからは、改めて『彼をトップチームに入れてほしい』という声が噴出した。現地専門サイト『Anfield Effect』も、『フットボーラーはチームのために走る必要がある。そういう選手が必要だ』と日本人選手を支持した。

 彼にはおそらくプレシーズンで恒例となっているトレンメア・ローバーズとの試合で、ユルゲン・クロップ監督に対して力を証明するチャンスが与えられるだろう。だが、納得していない意見もある。あるファンは『彼は"ファーマー(農民)"でプレーしただけだ。もちろん彼を誉めてあげる必要はあるが』と警告を発した」

 今夏の動向が注目される南野。代表で見せているような活躍をプレシーズンに披露できるか鍵になりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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