「僕自身は楽しさの方が大きい」海外初挑戦で公式戦出場なしも、GK中村航輔は充実感を語る

2021年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どんな状況でも代表活動に参加できるのは嬉しい」

柏時代の2020年9月以降公式戦に出場がない中村。練習時のプレーでは健在ぶりをアピールしていた。写真:田中研治

 日本代表GKの中村航輔は5月29日、オンライン上で取材に応じ、海外挑戦での充実感を語った。

 中村は、今年1月に柏レイソルからポルトガルのポルティモネンセへ移籍したものの、加入当初はベンチ生活が続き、3月以降はベンチ外に。結果的にポルトガルでは一度もピッチに立つことができなかった。

 そんな海外挑戦初年度となったが、中村は「なかなか試合に出ることはできなかったが、充実した感はある。環境が変わると、チームも、スタイルも変わる。自分がどれだけできるか楽しみでもあったなか、これまでやってきたことはそこそこ出来たかなと」と振り返った。

 また、公式戦からは遠ざかっているものの、日本人GKとして通用している部分もあるという。

「自分ではそう思いたいですが、なかなか出れていないので…、自分でも適応しつつ頑張りたい」

 ポジションが一つしかなく、守備陣との連係も不可欠なGKというポジションならではの難しさもある。「どんな選手でも、環境が違えば文化も違う。言葉も違うので適応するのは簡単ではない。ただ、僕自身は楽しさの方が大きい」と海外挑戦での充実感も感じているようだ。
 
 そんななかでの代表選出に「どんな状況でも代表活動に参加できるのは嬉しい」とし、6月に予定されている4試合での出場へアピールを続けている。

「どんな時でも難しいボールをストップするのがGKの醍醐味のひとつ。それに磨きをかけていきたい」
「GKにとって何より大事なのは失点をしないこと。代表チームでも、どこのクラブチームでも同じ。それを実行できるようにしたい」

 26歳となった中村。トレーニングでは気合の入ったプレーで健在をアピールする。日本のファンの前で久々の試合出場に燃えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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