「ウルッときた」「素晴らしい行動」徳島社会人チームが天皇杯敗退後の敵地ロッカーに残した“感謝のメモ”が話題

2021年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これこそが日本のサッカーの魅力」

今年で101回目を迎える天皇杯がついに開幕。FC徳島が敗退後に見せた心温まる行動に反響が集まっている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 徳島県の社会人チーム・FC徳島が、天皇杯初戦敗退後のロッカールームに残した感謝のメモに反響が集まっている。

 5月23日に行なわれた天皇杯1回戦で、J3ガイナーレ鳥取のホームに乗り込んだ徳島県代表のFC徳島は、立ち上がりから相手にボールを握られる苦しい展開となり、結果的に4失点。試合終了間際にはFW藤山雄生が一矢報いるゴールを挙げるも1-4で敗戦を喫し、1回戦突破とならなかった。

 試合運営を行なった鳥取県サッカー協会は公式ツイッターで、「天皇杯1回戦の片付け中に発見」と、FC徳島が引き払ったロッカールームのホワイトボードを撮影した1枚の写真を公開。そこには、「ガイナーレ鳥取のみなさま、対戦ありがとうございました。優勝してください!! 鳥取県サッカー協会のみなさま、設営・運営等お世話になりました。FC徳島」と感謝の言葉が書き記されていた。
 
 協会はこのメッセージに、スポーツと仕事を両立する社会人チームへの敬意を込めて公式ツイッターでこう綴っている。

「心温まるリスペクトをいただきました。コロナ禍での社会人サッカーチームの皆さんは、職場や家族の理解をいただきながらの活動と伺っています。遠路はるばるご来場いただいたFC徳島の皆様にもリスペクトです」

 投稿にはサッカーファンからも、「これこそが日本のサッカーの魅力」「ほっこりする」「スポーツマンシップが素敵」「素晴らしい行動」「おじさんでさえもウルッときてしまう…」などといった絶賛の声が多く寄せられ、話題を集めている。

 2018年のロシア・ワールドカップでは、きれいに片づけられた日本代表の試合後のロッカールームも世界中から称賛されたが、改めてスポーツの素晴らしさを感じられる心温まる投稿であった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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