「現実的には…」堂安律の買取オプション行使は? 残留を決めたビーレフェルトSDが去就に見解

2021年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

PSVから今季限りで加入している堂安。その去就は?

シーズンを通して高いパフォーマンスを見せた堂安は、指揮官やサポーターからの信頼も厚いが……。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのビーレフェルトは、1部残留を決めた。しかし、堂安律の残留はいまだハードルが高いようだ。

 同クラブは現地時間5月22日に行なわれたブンデス最終節でシュツットガルトに2-0で勝利を収め、15位でフィニッシュ。昇格シーズンに1部残留を決めた。

 この試合で、残留を決定づける2点目を決めたのが、エールディビジのPSVから今季限りのレンタルで加入した堂安律だ。昨夏に加入し、リーグ戦全34試合に出場し、5ゴール・3アシストをマークした。

 現地メディア『SPORTSBUZZER』が23日付けで報じたところによれば、ビーレフェルトのサミール・アラビSDが日本人アタッカーの去就に言及したという。
 
 アラビSDは現地局『SPORT1』の取材に応じ、堂安には買取オプションが付随していることを認めたうえで、「現時点では難しいと考えている」と明かしたようだ。

「レンタルで加入した選手には買取オプションがあり、堂安律もそうだ。だが、500万ユーロ(約6億2500万円)近い金額と追加の給料を考えると、(補強予算の)20~30%になってしまう。正直、難しいと考えるのは当然だ」

 そのため、堂安が残留する場合は、再びレンタルでという方法になるとのこと。とはいえ、戦力としては貴重であるとの考えは揺らがず、「新加入選手に多額の移籍金を支払うことはできない。もう一度レンタルを実行することを考えている」とのことだ。

 22歳のアタッカーに対しては、ブンデスのクラブが関心を寄せているとも報じられている。果たして、新天地はどこになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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