現地誌採点による「ブンデス戦士TOP10」を紹介!トップのレバンドフスキに続いて2位になったFWは? ハーランドではなく…

2021年05月24日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

孤軍奮闘のクラマリッチが2位

29試合で41ゴールと驚異的な得点ラッシュを見せたレバンドフスキが1位に。(C) Getty Images

 トップに立ったのはもちろんあのストライカーだ。

 現地時間5月23日にブンデスリーガは2020-21シーズンの全日程を終了。絶対王者のバイエルンが前人未到の9連覇を達成した一方で、名門のシャルケとブレーメンが2部降格を喫する印象的なシーズンとなった。

 シーズンが終了したこのタイミングで、ドイツの老舗サッカー専門誌『Kicker 』が付けている平均採点(1が最高、6が最低)のトップ10を紹介していく。同誌ではキーパーが高めの採点がつくことが多いため、今回はフィールドプレーヤーに絞ってお伝えする。

 やはり上位を占めたのはバイエルンの選手たちだ。1位はもちろんロベルト・レバンドフスキ(平均採点2.50)。最終節のアウクスブルク戦で、試合終了間際のゴールで通算41ゴールとし、伝説のストライカー、ゲルト・ミュラーが持つシーズン最多得点記録を49年ぶりに塗り替えた。32歳を迎えながら、なおも成長を続ける当代屈指のセンターフォワードだ。

 リーグ最強のセントラルMFペア、バイエルンのレオン・ゴレツカ(平均採点:2.77)が2位タイ、ヨシュア・キミッヒ(平均採点:2.86)が6位にランクイン。前者はデュエルの強さと豊富な運動量を武器に、攻守の様々な場面に顔を出しチームに貢献した。とくに27節RBライプツィヒ戦で奪った決勝点は値千金の一撃だった。後者は今シーズンもワールドクラスの働きを披露。正確なキックで10アシストを記録した。

 攻撃陣を牽引したトーマス・ミュラー(平均2.82)は4位に。レバンドフスキと抜群の連携を見せて数多くの得点機会を創出。2年連続でアシスト数トップ(18アシスト)に輝いた。その活躍ぶりからEURO2020を戦うドイツ代表への復帰を果たしている。
 
 2位タイのアンドレイ・クラマリッチ(平均採点:2.77)はホッフェンハイムが中位(11位)に沈む中、20ゴールを奪って孤軍奮闘。28ゴールを挙げたフランクフルトのアンドレ・シウバ(5位、平均採点:2.84)、27ゴールのアーリング・ハーランド(7位タイ、平均採点:2.87)を採点では上回っている。

 リーグ2位となったRBライプツィヒからは3人がトップ10に。7位のマルセル・ザビツァー(平均採点:2.87)はセントラルMFを主戦場に攻撃の起点として活躍。アンヘリーニョ(平均採点2.92)は左サイドの仕掛人として、とくに前半戦は目覚ましいパフォーマンスを見せた。10位のオルバン(平均採点:2.94)はCBの主力として対人戦に強さを発揮。セットプレーを中心に4得点を挙げている。

◎2020-21シーズン『キッカー』誌の平均採点(1が最高、6が最低)※フィールドプレーヤーのみ

1位:ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン):2.50
2位:レオン・ゴレツカ(バイエルン):2.77
   アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム):2.77
4位:トーマス・ミュラー(バイエルン):2.82
5位:アンドレ・シウバ(フランクフルト):2.84
6位:ヨシュア・キミッヒ(バイエルン):2.86
7位:アーリング・ハーランド(ドルトムント):2.87
   マルセル・ザビツァー(RBライプツィヒ):2.87
9位:アンヘリーニョ(RBライプツィヒ):2.92
10位:ウィリ・オルバン(RBライプツィヒ):2.94

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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