「レスターの悪夢」名守護神シュマイケルがまさかのミス…2年連続でCL出場目前で涙

2021年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤まで2-1でリードも…

GKシュマイケル(1番)のオウンゴールをきっかけに、レスターは一気に崩れ落ちた。(C)Getty Images

 痛恨のオウンゴールから、掴みかけたチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権が転がり落ちた。

 現地時間5月23日に開催されたプレミアリーグ最終節で、5位のレスター(勝点66)はホームでトッテナムと対戦。エースのジェイミー・ヴァーディーのPKよる2点で2-1とリードして試合終盤を迎え、同時刻に試合を行なっている3位のチェルシー(同67)が敗れているという状況のなかで、逆転でのトップ4入りが現実味を帯びていた。

 しかし76分、FAカップ決勝でも再三の好守を見せ、チームを初制覇に導いた守護神キャスパー・シュマイケルの思わぬミスで、歯車が狂った。

 相手のCKの場面、デンマーク代表GKはハイボールをクリアしようとパンチングを試みるが、競り合ったトッテナムDFダビンソン・サンチェスと身体がぶつかり体勢が崩れると、まさかのパンチミス。手に当たったボールは角度が変わり、そのままゴールに吸い込まれてしまったのだ。
 
 流れを完全に引き渡したレスターはその後、87分と後半アディショナルタイムにいずれもガレス・ベイルに立て続けに被弾。結局、2-4と逆転負けを喫し、2年連続の5位にフィニッシュ、またしてもCLまであと一歩のところで涙をのむ結果に終わった。

【動画】ヴァーディー2発も…守護神の痛恨OGからレスターはまさかの逆転負け

 試合後、自らの手で、試合の流れを大きく変えてしまったシュマイケルに対し、英衛星放送『Sky Sports』の公式ツイッターも「レスターの悪夢!シュマイケルが自らのゴールにボールを打ち込み、レスターをトップ4から外した」と伝えるなど、厳しい意見が集まっている。

 鋭い反射神経を生かしたシュートストップに加え、抜群のキャプテンシーで、好調なチームを1年間引っ張ってきた34歳の絶対的守護神。それだけに、あまりに勿体ない幕切れとなってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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