冨安先発のボローニャに大勝のユベントス、2位浮上のミランとともにCL出場権獲得!痛恨ドローのナポリが5位転落【セリエA最終節】

2021年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

3チームが2つの枠を争う

キエーザ(左端)やラビオ(右端)のゴールで大勝を飾ったユベントス。 (C)Getty Images

 現地時間5月23日、セリエAの最終節(第38節)が行なわれた。

 注目のチャンピオンズ・リーグCL出場権争いは、優勝したインテルと2位のアタランタがその権利を手にし、残り2枠を3位のミラン(勝点76)、4位のナポリ(76)、そして5位のユベントス(75)が争う状況でラストマッチを迎えた。

 連覇が9で潰え、CL出場権確保だけは是が非でも果たしたいユーベは、冨安健洋が右SBで先発したボローニャと対戦。ここまでリーグ断トツの29ゴールを挙げているクリスチアーノ・ロナウドをベンチスタートとなる。

 6分にキエーザのゴールで幸先よく先制したユーベは、29分にディバラが圧巻のプレーを披露。エリア内で切れ味鋭いドリブル突破を図ると、最後は浮き球のパスでモラタのヘッド弾をアシストする。さらに、前半終了間際にも、ワンタッチパスでボローニャを翻弄し、最後は前線に攻め上がったラビオがネットを揺らし、3点目を奪う。

 後半開始早々にモラタのこの日2点目でダメを押したユーベは、ボローニャの反撃を1点に抑え、4-1で大勝を飾った。
 
 3位のミランは、アタランタのホームに乗りこみ上位対決。両チームともなかなか決定機を作り出せないなか、43分にケシエがPKを決めて先制に成功する。

 後半もアタランタの強力攻撃陣を抑え込んだミランは、アディショナルに得たPKを再びケシエが決めて、2-0で勝利。アタランタを抜いて2位に浮上した。

 そのミランと勝点で並んでいた4位のナポリは、ここ8戦無敗(6勝2分け)と好調を維持。その間未勝利(3分け5敗)と低調なヴェローナとのホームゲームだけに、勝点3は堅いかと思われたが、前半をスコアレスで終える。

 60分にDFラフマニのゴールでようやく均衡を破ったものの、9分後にファラオ―ニのシュートで被弾。結局、痛恨のドローに終わり、5位に転落した。

 この結果、新たにミランとユーベがCL出場権を確保している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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