【J1採点&寸評】FC東京1-0G大阪|縦横無尽に駆け抜けた内田がMOM。バラバラなガンバは辛めの評価

2021年05月23日 後藤勝

FC東京――右SBへのコンバートが成功した内田を高評価

【警告】FC東京=なし G大阪=菅沼(80分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】内田宅哉(FC東京)

[J1第15節]FC東京1-0G大阪/5月22日/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
1分の先制点でペースを握り、守ってカウンターを狙うペースで試合をコントロール。往時の堅守というには被シュートの本数が多いものの、最終盤にG大阪が決行してきたパワープレーにも耐え抜き、2戦連続の無失点勝利。復調の兆しが見えてきた。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 6.5
連敗中は個人としても不本意なプレーが目についたが、前節から気迫あふれるセービングが復活。41分にL・ペレイラの強烈なシュートを防ぐなど随所に好プレーを見せた。

DF
MAN OF THE MATCH
14 内田宅哉 7
卓越した個人技で相手ディフェンスをかわし、1分の先制点をアシスト。このゴールで苦しむG大阪をノックアウトした。縦横無尽に駆け抜けるダイナミックなプレーで右SBに定着しそうだ。 

DF
4 渡辺 剛 6
落下点での跳ね返しが安定。以前の調子を取り戻しつつあるようだ。G大阪がパワープレーを仕掛けてきた最終盤の時間帯も、森重とのコンビで安心できた。引いて構え、耐える時間帯の多い試合となったが、背後を消しつつしぶとく守った。
 
DF
3 森重真人 6
34歳の誕生日を迎えた翌日に完封勝利。アンカーからCBに戻ってみて、やはり本職だと選手寿命はさらに伸びるだろうと実感させられる出来。フィード、ラインコントロールで試合運びを制御した。

DF
6 小川諒也 6
守備意識が高まり安定感を増したことが代表入りの一因だが、この試合では攻撃面が目についた。特に今シーズンのテーマとしている、中に入って周囲と連動しての攻撃参加が目立った。

MF
21 青木拓矢 6
前節の柏戦から顕著になってきた、サイド前方へと進出しての攻撃参加がこの試合でも見られた。加入当初と比べて強度も向上し、中盤の底を任せられる状態になってきたことは間違いない。

MF
31 安部柊斗 6
昨シーズンの絶好調時とまではいかないが、守備のタスクを全うしながら攻撃でチャンスを作る循環に入ってきている印象。後半開始直後に田川を狙ったクロスは素晴らしかった。

【PHOTO】スタンドに響く拍手。FC東京に勇気を与えたサポーターたち
 

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