「ソン・フンミンの入団と同様に…」英メディアが鎌田大地のトッテナム行きの噂に“納得”したワケは?

2021年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「間違いなくアジアのトッププレーヤーのひとり」

今夏の移籍が取り沙汰されている鎌田。果たして、新天地はどこになるのか。(C)Getty Images

 現地時間5月18日、ブンデスリーガのフランクフルトに所属する鎌田大地が、今夏に移籍する可能性があるとドイツ紙『BILD』が報じた。

 同紙によれば、フランクフルトは2023年6月末までの契約を残す鎌田の移籍金を3000万ユーロ(約37億5000万円)に設定したという。関心を示しているのは、イングランドのトッテナム、ワトフォード、スペインのセビージャと伝えられている。

 この一報に、英メディア『HITC』が反応。「スパーズとしては不思議と納得がいく人事のように思う」と伝えている。

「24歳の鎌田は、今シーズン5ゴール・15アシストを記録し(※ブンデス公式では12アシスト)、攻撃的MFやセカンドストライカー、シャドーとして活躍している。イングランドのファンにとっては、2019年11月に行なわれたアーセナル戦(ヨーロッパリーグ)で2ゴールを叩き込み、ガナーズファンが鎌田に感謝したことを覚えている人がいるだろう。試合の翌日、当時の監督だったウナイ・エメリは解任された」
 
 さらに、2015年にトッテナムに入団したソン・フンミンと鎌田の類似点を指摘している。

「彼をソン・フンミンと比較するのは簡単だ。このふたりは今、アジアのトッププレーヤーであり、鎌田を獲得すれば日本での事業拡大に繋がるだろう。共通点もある。ソンはレバークーゼン、鎌田はフランクフルトと、ブンデスリーガでその技術を磨いてきたアタッカーである」

 また、ソン・フンミンは加入後、チームの貴重な戦力として活躍。そのことも踏まえ、鎌田を「同じようなインパクトを与えられる選手として見ているのかもしれない」とも綴っている。

 さらに、トッテナムは鎌田の同僚であるDFエバン・エヌディカとのダブル獲りも視野に入れているという。同クラブではソン・フンミンやハリー・ケインといった主力が今夏に退団するのではないかとも囁かれており、アタッカーの補強に動くことはまず間違いないという見立てのようだ。

 果たして、具体的なオファーに発展するのか。現地メディアも動向に注目している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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