新潟が今季初黒星。前半に2得点を奪った町田が4月の琉球戦に続き、無敗チームをストップ!

2021年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

新潟は今季初めて相手に先制点を許す

強烈なシュートで反撃のきっかけを作った新潟、堀米(左)と、2点をお膳立てした吉尾(右)。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグは5月16日、第14節の5試合を各地で開催。町田GIONスタジアムで行なわれたFC町田ゼルビアとアルビレックス新潟の一戦は、2-1でホームチームが勝利し、新潟の無敗記録をストップした。

 勝点21で6位につける町田。4月21日の第9節ではそこまで無敗の琉球をホームで迎え撃ち3-0で撃破した。現在無敗で首位を走る新潟相手にその再現を狙う。左SBに三鬼海、右に奥山政幸と左右のSBを入れ替え、DF水本裕貴、MF太田修介らを先発に起用した。

 一方の新潟は、前節、引き分けに終わった松本戦で今季初めて無得点。連勝は3で途絶えたものの、開幕戦からの無敗記録は継続中だ。前節からは星雄次が外れ、鈴木孝司が入った。

 試合は、立ち上がりからホームチームが圧倒。前半は新潟のシュートを1本に抑え、2点をリードする最高の立ち上がりを見せた。

 開始1分に右サイドのスローインから吉尾海夏が右サイドを抉りマイナスのクロスを選択。ファーサイドに走り込んだ三鬼が左足を振り抜きネットを揺らす。

 さらに11分、吉尾が右サイド敵陣深くからクロスボールを供給。中央で太田が右足でシュートを放つと、相手DFにあたりコースが変わりゴール左に吸い込まれた。
 
 今季初めて先制点を許した新潟は、後半立ち上がりに波状攻撃をしかける。舞行龍ジェームズのバックヘッド、谷口海斗の強烈なミドルシュート、見事な連係から本間至恩がシュートを放つが、町田のGK福井光輝を中心とした守備陣に防がれる。

 それでも新潟は62分、相手ゴール前に多くの選手が詰めかけると、最後は左サイドを駆け上がってきたキャプテンの堀米悠斗が左足を一閃。アウトに掛かった強烈なシュートがゴール左上に決まり、新潟がついに1点を返す。

 交代カードを切り、終盤も波状攻撃を仕掛けたものの、町田の牙城を崩すことが出来ず、タイムアップを迎えた。新潟は1-2で今季初めての敗戦を喫した。

 この結果、町田は勝点24として6位は変わらず、初黒星の新潟は同33のままながら、得失点差で首位をキープしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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