「まさか自分が…」レバンドフスキが40ゴール到達で49年前の“爆撃機”の大記録に並ぶ!最終節で偉業達成へ

2021年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

有言実行のミュラーもコメント

レバンドフスキが達成不可能と思われた半世紀前の大記録に到達した。(C)Getty Images

 すでにブンデスリーガ9連覇を決めているバイエルン・ミュンヘンは、現地時間5月15日に開催された第33節で、フライブルクと敵地で対戦し、2-2のドローに終わった。勝ち切ることはできなかったが、この一戦で大エースが到達不可能と思われた大記録に並んでいる。

 スコアレスで迎えた26分だった。CKの競り合いの場面でトーマス・ミュラーがペナルティエリア内でファウルを受け、PKを獲得。キッカーを務めたロベルト・レバンドフスキがきっちりと決め、先制点を奪った。

 これでポーランド代表FWは、リーグ戦40ゴールに到達。"爆撃機"の愛称で親しまれたバイエルンのレジェンド、ゲルト・ミュラーが1971-72シーズンに達成したブンデスリーガのシーズン最多ゴール記録に並んだのだ。

 ゴール直後には、先達にリスペクトを込め、ユニホームの下に着た「4EVER GERD」と似顔絵付きで書かれたアンダーシャツを見せるパフォーマンスも飛び出した。

【画像】40ゴール到達直後には、アンダーシャツで粋なメッセージを発信!

 試合後、レバンドフスキはクラブのHPを通じて、喜びを語っている。
 
「とても嬉しいよ。長い間、伝説的な記録として残っていたからね。ゲルト・ミュラーが成し遂げたことは信じられないことだった。まさか自分が彼と記録を共有できるとは思ってもみなかった。とても誇りに思うけど、まだ信じられないよ。処理するのに時間が必要だ。とにかく、この記録はチーム全体のものだ。僕だけではなく、チーム全体で成し遂げたものなんだ」

 また、前節に3ゴールを奪って一気に王手をかけた際には、「全面的に応援するよ」と手厚いサポートを誓い、見事にPK獲得で有言実行を果たした"相棒"ミュラーもコメントを発表。レジェンド2人に感謝を伝えている。

「レビはハットトリックを達成したり、ミラクルに次々とゴールを決めたりしている。それも1シーズンだけではなく、ここ数年は信じられないほどのゴール数を記録しているんだ。まさにクレイジーだよ。

 ゲルト・ミュラーのゴールが、このクラブを今の状況に導いたんだ。彼がいなければ、今日のクラブは存在しない。彼のような選手がいたからこそ、クラブは偉大なものになったんだ。そして今、レビが自分自身を同等にしたことで、立ち止まってその事実に感謝することができる。チームは彼のことを喜んでいるし、彼の働きに感謝している」
 
 負傷離脱で一時は記録達成に黄色信号が灯ったが、復帰3戦で5発と爆発し、大記録に並んだ背番号9。残るミッションは、最終節のアウグスブルク戦でのレコード更新だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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