南野拓実は絶好機到来も3か月ぶりゴールならず…サウサンプトンは降格決定のフルアムに3発快勝

2021年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始4分にいきなりチャンスが訪れたが…

2試合連続で先発出場を果たした南野。(C)Getty Images

 現地時間5月15日に開催されたプレミアリーグ第36節で、南野拓実の所属する14位のサウサンプトンは、降格が確定している18位のフルアムとホームで対戦。南野は2試合連続で先発出場を果たした。

 日本代表FWは開始4分、自陣からのロングパスに反応し、GKと1対1になりかけるが、ボールはわずかに長く、シュートまで持ち込めず。16分にもペナルティエリア右でパスを受け、ワントラップからシュート態勢に入るも、相手DFのスライディングに遭い、絶好機をモノにできない。

 迎えた27分、サウサンプトンは得意のセットプレーから先制点を奪取。名手ウォード=プラウズのFKをゴール前でアダムスが右足で押し込んだ。背番号10はリーグ戦9ゴール目となった。

 なおも攻め込むホームチームは、35分には南野がペナルティエリア手前で倒され、絶好の位置でFKを獲得。ウォード=プラウズの強烈なシュートを放つが、GKアレオラに防がれる。前半はこのまま1点リードで終える。
 
 後半もサウサンプトンのペースで試合は進み、60分には右サイドのウォーカー・ピータースからのグラウンダーのクロスを途中出場のテラが合わせ、追加点。下部組織出身の21歳は、待望のプレミアリーグ初ゴールとなった。

 67分にはピンチ。ゴール前で細かくパスを繋がれ、最後はレフティのブライアンに左足で鋭いシュートを浴びるが、ここはゴール右に外れて難を逃れる。

 しかし75分、18歳のカルバリョに上手く抜け出されて被弾し、1点を返されてしまう。南野は直後の76分にお役御免となり、2月20日のチェルシー戦以来、およそ3か月ぶりの得点は奪えなかった。

 追い上げられたサウサンプトンは83分、テンポのよいパス回しから、最後はテラの落としを受けたウォルコットが右足で放ったシュートでネットを揺らし、3点目をゲットする。

 これで再び流れを引き戻したホームチームはその後、しっかりとゲームをコントロールし、3-1で快勝。2連勝を飾った。

 次節は中2日で18日にリーズとホームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】なんという落ち着き!南野が難敵チェルシーから奪った鮮烈弾はこちら

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