「メッシとも話したけど…」インテルのラウタロ、バルサへ移籍せず正解だったと明かす!元主将イカルディについても語る

2021年05月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

契約更新についても言及

アトレティコ・マドリーからの関心も伝えられているラウタロだが、本人はインテルで満足しているようだ。 (C)Getty Images

 母国の英雄と一緒にプレーする機会を夢見ない若者はいないだろう。だが、結果的に残留したことで、ラウタロ・マルティネスはセリエA王者の称号を手にすることができた。

 一時はバルセロナ移籍が有力視されたラウタロだが、インテルに残ると、アントニオ・コンテ監督の下でスクデットを獲得した。ロメル・ルカクとの前線コンビは、11年ぶり19回目の優勝の大きな原動力だった。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』で、ラウタロは「インテルでとても幸せだ。久しぶりのこのスクデット獲得で、なおさらだよ」と、満足感を隠していない。

「今の僕たちは素晴らしい時期にある。ここにいること以外を考えることはできないね。契約延長や契約解除条項のことは、代理人と一緒に解決していく。それだけだ」
 
 さらに、ラウタロは「僕はバルセロナに近づいた。それはそうだ。(リオネル・)メッシとも話した」と認めたうえで、インテル残留は正解だったと述べている。

「それから僕はひとつの選択をした。ここに残ることを選んだんだ。それは間違いではなかった」

 ルカクとのハーモニーがラウタロとインテルの向上につながったことは確かだ。ラウタロは「僕たちの関係は初日からだった」と振り返った。

「前の年に彼はインテルの試合を見ていたんだ。そして最初の練習で僕らは2、3時間話し合った。彼はスペイン語を話すから、僕らはすぐに互いを理解したんだ」

 ルカクの前のパートナー、同じアルゼンチン人のマウロ・イカルディは、クラブと衝突してパリ・サンジェルマンに移籍した。だが、ラウタロは「スクデット獲得後に連絡した」と明かし、インテルで主将も務めた同胞の先輩にも感謝していると話した。

「彼は喜んでいたよ。僕がここに来たときに、彼はすごく助けてくれた。言葉の面でも、ロッカールーム内のことについてもね。彼には感謝するばかりだ。ずっと大好きだよ」

 欧州上陸から3年。ことしは娘も生まれた。ラウタロは「娘の誕生で精神的にも以前より大きく落ち着いた」と述べている。

「(子どもの誕生は)もっとも素晴らしいことだ。そしてスクデットも獲得できた。娘や妻に感謝しなければいけない。僕はとても満足している。彼女は僕に多くの力を与えてくれたよ」

 インテルはクラブ財政の問題が報じられているが、充実するラウタロが今後も力を発揮することができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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