【J1採点&寸評】柏0-4FC東京|MOMはアダイウトンで最高点はもうひとり。4失点の柏守備陣は厳しく評価

2021年05月15日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

柏――大南はアダイウトンに完敗だった

【警告】柏=なし FC東京=髙萩(53分)、小川(57分)、東(81分)
【退場】柏=なし FC東京=なし
【MAN OF THE MATCH】アダイウトン(FC東京)

[J1リーグ14節]柏 0-4 FC東京/5月15日/三協フロンテア柏スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
柏 4

指揮官が「頭が真っ白になっていた印象も受けたほど」と嘆いた立て続けの3失点は大きなマイナス評価。後半の反撃は勢いがあったが、逆に背後を突かれて失点を重ねた。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 4

2、4失点目は数的不利のためノーチャンスだが、1、3失点目はアダイウトンに浮き球で欺かれた。結果的に悔しい4失点に。

DF
25 大南拓磨 3.5

11分にはアダイウトンにワンタッチで剥がされてアシストを許すと、17分と18分にはまたしてもアダイウトンに今度はゴールを奪われる。マッチアップした助っ人FWに完敗し、何度も自身のサイドから崩されていた。

5 エメルソン・サントス 3.5(HT OUT)
17分、リアクションがわずかに遅れて髙萩に背後を取られ、その流れでゴールを許した。一つひとつの守備が雑で、カバーリングの意識も希薄。3バックの中央を任せられるパフォーマンスではなかった。

4 古賀太陽 4.5
1失点目は、得点者のD・オリベイラを誰がマークするのか微妙だったが、いずれにせよE・サントスとのコミュニケーションは必要だっただろう。攻撃時の縦パスは相変わらず上手かった。
MF
31 イッペイ・シノヅカ 4(HT OUT)

ボールを受ければドリブル突破を試みたものの、対峙した小川に何度も防がれた。効果的なプレーはあまり多くなかった。

26 椎橋慧也 4.5(67分OUT)
ボランチのパートナーがドッジに代わり(前節は仲間)、中盤のバランスを取れず苦労していた。味方との連係がままならい影響もあり、相手にも振り回されていた。

22 ドッジ 4.5
技術は申し分なく、攻撃時は潤滑油になれていた。しかし、高めのポジショニングが仇となり、バイタルエリアには広大なスペースが……。守備の貢献度は低かった。

20 三丸 拡 4.5
左サイドをよく駆け上がったが、ハードな相手ディフェンスに苦しんだ。何度か打ち込んだクロスは、ズレていたボールのほうが多かった。

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