【日本代表】槙野智章|指揮官から届いた誕生日プレゼントの“中身”とは?

2015年05月13日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

思い当たるフシがあると言えば「あります」。

キャンプ前日の5月11日に28回目の誕生日を迎えた。選手としても油の乗り切った槙野(中央)には、ハリルホジッチ監督も大きな期待を寄せているようだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今回の2日間という短いキャンプのなかで選手たちに対し、「たくさんのメッセージを伝えるつもりでいます」と語っていた。
 
 そのなかで、「6人用意した」CBのうちのひとり、槙野智章に関しては、あえてその名前を挙げて、伝えるべきことを「20日前から用意していた」と合宿前日の会見で明かしている。

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 5月11日に28歳の誕生日を迎えていた槙野は、翌12日のキャンプ初日の練習後、「(監督からの言葉は)これからです。(内容については)分からないですけど、昨日は誕生日だったので、良い誕生日プレゼントがもらえるかな、と思っています」と、指揮官からのメッセージを楽しみにしていた。
 
 果たして、"プレゼント"は確かに槙野に届けられた。
 
 全体ミーティングでも、個別のディスカッションでも、ハリルホジッチ監督から「的確なことを仰っていただいた」(槙野)。
 
 具体的な内容について、槙野は明言を避けた。「そんなに難しいことではないです。当たり前のことで、上から見る限り、もっとこういう風にしてほしい」とのことで、「自分の考えとプレー次第。意識を変えていかなければいけない」と表情を引き締めた。
 
 監督から言われたことについて、槙野自身、思い当たるフシがあるかと言えば、「あります。よく観ているなって」と理解を示す。しかしながら、それがDFとしてのウイークポイントかと言えば、そうではないらしい。
 
「監督によっては、それは指摘されるだろうな、と。所属クラブでのやり方は別にしての注意点だと思っています」
 
 いずれにせよ、「監督に『変わったね』と思わせるプレーをしないといけない」と、代表仕様へのモデルチェンジに強い意欲を見せる。前回のキャンプでも、「たくさん怒ってくれましたし、足りないところを言ってくれました。今回の短い時間のなかでも色々と要求してもらった。それを持ち帰って、成長できるようにしたい」とさらなる成長を誓う。

次ページ代表だからといって特別な振る舞いはしないが…。

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