「出し切る戦いをしてくれた。それが一番嬉しい」鹿島指揮官が語る名古屋戦勝利の要因と今後に向けて

2021年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やり切るだとか、チャレンジすることにためらいがなくなってきた」

鹿島が敵地での名古屋戦で2-0の完封勝利。相馬監督は「出し切る戦いをしてくれた」と振り返る。写真:徳原隆元

 鹿島アントラーズの相馬直樹監督は、2位の名古屋グランパス戦を前に強調していたのは以下のことだった。

「どうすれば一番、我々が持っている最大の、アグレッシブなパワーを出せるかを考えています」

 結果として、指揮官のイメージどおりの内容と結果となった。敵地に乗り込んだ名古屋戦は、犬飼智也と杉岡大暉の得点で2-0の完封勝利。チームは攻守両面で最後まで相手をほぼ圧倒してみせた。相馬監督は「選手たちが出し切る戦いをしてくれたと、それが一番嬉しいです。それによって結果もついてきたと思っています」と振り返った。

 この勝利でチームはリーグ戦で3連勝を達成。現体制となってからは公式戦8試合を消化し、5勝3分と無敗。好調の要因と今後に向けては次のように語る。

「今は少し、良い空気(がある)。やり切るだとか、チャレンジすることにためらいがなくなってきていると思います。これを続けていきたいし、そこにストップがかからないようにしていきたい。上手いことやる、じゃなくて、我々は本当にチャレンジャーで、今日も2位の名古屋さんを相手にチャレンジする戦いでした。その気持ちを忘れずに続けていきたい」
 
 今後のリーグ戦では、横浜F・マリノス、サガン鳥栖、セレッソ大阪、川崎フロンターレと難敵との対戦が控えている。だが相馬監督は「目の前にある試合が一番大事」と語る。一戦必勝のスタンスで、勝点をさらに積み上げていくつもりだ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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