「この場所が第2の故郷になった」神戸と契約延長のイニエスタがふたたび始まる“新たな挑戦”に高揚

2021年05月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今日は私にとって本当に特別な日」

神戸がイニエスタとの2年間の契約延長を発表した。(C)VISSEL KOBE

 自身の37回目の誕生日を迎えた5月11日、ヴィッセル神戸との2年間の契約延長に合意したMFアンドレス・イニエスタが記者会見に臨み、今後も日本でプレーできる喜びを語った。

 イニエスタは、スペインの名門バルセロナの下部組織で育ち、2002年にトップチームデビュー。その後、クラブで数々の主要タイトルを獲得し、スペイン代表としても131試合・13得点を記録するなど、輝かしい成績を残してきた。

 そんな世界的スターが神戸にやってきたのは2018年5月。大きな話題を集めたあの日から3年間、"魔術師"と称されるテクニックを存分に見せ、日本のファンを沸かせてきたイニエスタがふたたび神戸との契約書にサインした。

 2年間の契約延長に合意したイニエスタは会見の冒頭、「3年前この場所で、エキサイティングなプロジェクトを発表しました。当時もお伝えしたように、この新たな挑戦は私と私の家族にとって本当に大きな一歩でした。この3年間、苦しく大変な時期もありましたが、ともに乗り越えてきました。また同時に、クラブ史上初のタイトルやACLの出場など、ともに歴史を築いて来れたと思っています」と、これまでの3年間を振り返った。
 
 そして、これまで信頼し支えてくれたすべての人々への感謝を伝えつつ、これからの2年間への意気込みを述べた。

「ヴィッセル神戸の関係者、チームメイト、そしてファンの皆様、愛情とリスペクトを持って自分をこのファミリーの一員として迎え入れてくれて本当に感謝しています。今日は私にとって本当に特別な日。この新たに始まる挑戦はまだまだ続きますが、自分が3年前ここに来たときに感じた熱い想いと同じ想いで、この挑戦に挑み続けたいと思っています。本当にこれから2年間、このプロジェクトに関わり続けられることにワクワクしています」

 最後には、「この場所が自分たちにとって第2の故郷になりました」と日本への愛を示したイニエスタ。このワールドクラスのMFの契約延長は、神戸はもちろん、日本サッカー界にとっても大きな意味を持ちそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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