ワールドサッカーダイジェストが厳選!「移籍マーケット 今夏の主役候補TOP20」 エディンソン・カバーニ & トゥーレ・ヤヤ

2015年05月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

イブラの陰に隠れる現状に不満を抱く。

起用法を含めた現在の処遇に不満を抱いているというカバーニ。ユーベやマンUがその動向を注視している。 (C) Getty Images

 今夏の移籍マーケットを賑わす主役候補を『ワールドサッカーダイジェスト』が厳選してお届けするシリーズ企画。
 
 ポール・ポグバとイルカイ・ギュンドアンに続いて紹介する注目銘柄は、エディンソン・カバーニとトゥーレ・ヤヤだ。
 
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今夏の主役候補(3)
エディンソン・カバーニ(FW/パリSG)
 
 昨シーズンに続いて本職ではないウイングで起用されているため、モチベーションが低下しているのだろう。今シーズンは持ち前の決定力が鳴りを潜め、周囲を納得させるだけのパフォーマンスを披露できていない。
 
 CFのズラタン・イブラヒモビッチの陰に隠れる現状に不満を抱くストライカーは、今夏の退団を示唆。ユベントスやマンチェスター・ユナイテッドなど複数のメガクラブが、新エース候補としてその動向を注視している。
 
 もっとも、パリSGに安売りする気は毛頭ない。昨夏と同様、この夏もファイナンシャル・フェアプレー抵触によるペナルティで補強費が6000万ユーロ(約84億円)に制限されているため、獲得を狙うケビン・デ・ブルイネ(ヴォルフスブルク)やポール・ポグバ(ユベントス)を手に入れるには、現有戦力をできるだけ高値で売り、補強費に加算できる金額を増やす必要があるからだ。
 
 実際、ナセル・アル・ケライフィ会長は先頃、5000万ユーロ(約70億円)程度では交渉に応じないと明言した。2013年夏にナポリから獲得した際に支払った6450万ユーロ(約90億3000万円)に近い額が、交渉の出発点となりそうだ。

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